飲み屋(ホストやキャバクラなど)から風俗店まで、どのジャンルのナイトワーカーでも年齢のサバ読みは常習犯でしょう。しかもそれは大半のお客さんも事情を理解しているからこそ敢えてツッコミませんが、30歳だけどお店では25歳と言っているなんてことは、あるある過ぎる話です。
また、プラマイ5歳ならまだしも、20歳以上年齢表記を若く見せる店さえあり、見分けるのは至難の業。みなさんはキャストの年齢詐称について、どこまで許せるのでしょうか。元セクシー女優で、現役時代には実年齢よりも年上で公表する「逆サバ」だった筆者が考察します。
少しの誤差は気にしない!好きになったら年齢なんて関係ない
そもそもお客さんがキャストの年齢詐称を気にしないのは、「お互い様」と考えている説が有力です。お客さん自身もはっきりと年齢・職業を明かさないことが多いので、お互いが秘密を暗黙の了解としているのでしょう。だからこそ夜の世界は、年齢やちょっとした秘密にとても寛容なのです。
昔は10、20のサバ読みもあったそうですが、ここまで年齢を下げてしまうと嘘がめくれるリスクが爆増します。昔観ていたテレビ番組やアニメなどの話題で「おや……?」となりやすいですからね。信ぴょう性を持たせるために工夫するキャストは、干支やその時流行ったアイテムやドラマまで把握しますから、プロフェッショナルな意識にはもう圧巻です。
「吉原年齢」のような暗黙ルールに客、混乱
このように大幅な年齢詐称は減っているものの、オトナのお風呂屋さんの代表格・吉原エリアなど昔ながらの場所では、未だに驚くべき年齢詐称の常識がまかり通っています。
これは「吉原年齢」と呼ばれ、20歳表記→20代前半、21歳表記→20代半ば〜後半あたり、22歳→20代後半〜30歳前後、23歳→30歳〜を表しているのです。お店によって基準は変わりますが、25歳以上の表記で40歳、50歳越えもあり、吉原年齢の概念がない人は、指名してから「エッッッ!?」と驚いてしまうパターンですね(苦笑)
入店後一切歳を取らない(=表記が変わらない)ところもあれば、3〜5年に1回ずつ表記を変えるケースも見られ、在り方は本当にさまざま。「若い子が集まるお店」を打ち出していない限りは10歳、20歳のサバ読みも当たり前です。
わかった上で利用すれば大きくハズレくじを引いた気持ちにはならないものの、全くの無知→表記を信じる→びっくり仰天なら、年齢詐称を許せなくなるかもしれません。あとはそのキャストのルックスが許せる範囲なのかによって、話が変わってきそうですね。
◆たかなし亜妖(たかなし・あや)
元セクシー女優のシナリオライター・フリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ゲーム会社のシナリオ担当をしながらライターとしての修業を積み、のちに独立。現在は企画系ライターとしてあらゆるメディアで活躍中。