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新車価格の上昇、7割超が「実感」 それでも中古車に乗り換えない理由は?

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

新車の価格上昇が続くなか、みなさんは「中古車」という選択肢をどのように捉えていますか。リセールバリュー総合研究所(東京都港区)が実施した「新車の買いにくさと中古車という選択肢」に関する意識調査によると、新車値上げに対する消費者の切実な実感と、中古車市場に対する意識のズレが浮き彫りになりました。

調査は、全国の20~69歳の男女601人を対象として、2026年7月にインターネットで実施されました。

まず、「ここ数年の新車価格の上昇」について調べたところ、全体の73.6%が「値上がりを感じている」と回答しました。

特に現在クルマを所有し買い替えを検討している層に限ると、96.1%が値上げを実感しており、実際に購入を考えている層にとって、価格の高騰は避けて通れない切実な課題となっています。

一方で、「値上げを受けた購入行動の変化」については、「そもそも購入する予定がない」(41.1%)や「特に変化はない」(24.6%)が多数派を占め、新車の値上げ以前に、クルマの所有自体から距離を置く層が一定数存在していることも分かりました。

対して、価格上昇を受けた具体的な変化では、「中古車も選択肢に入れるようになった」(14.6%)、「購入・買い替えの時期を先延ばしにした」(13.0%)、「より安い車種や軽自動車に変えた」(9.2%)といった意見が挙がり、新車が高くなったからといって、すぐに中古車へ移行する人ばかりではないことがうかがえます。

そこで、「中古車に対する意識」を調べたところ、これまでクルマを購入する際に、「中古車を検討したことはない」とした人は女性が61.3%、男性が37.5%となりました。

また、「実際に中古車を購入したことがある」と回答した割合も、男性の32.2%に対して女性は21.7%と男女で差が見られました。

中古車を購入するかどうか以前に、「そもそも中古車を検討する」という段階で男女差が見られる結果となっています。

では、中古車を選ぶ際に何が不安なのでしょうか。

回答が多く集まったのは「故障やトラブルのリスク」(47.6%)や「車両の品質・状態」(46.8%)でした。そのほか、「修復歴・事故歴の有無」(39.6%)、「走行距離の多さ」(33.6%)などが挙げられ、クルマそのものの状態やコンディションへの懸念が中古車選びの中心的なハードルになっている様子。一方で、約4人に1人は「特に不安はない」(25.1%)と回答しています。

また、中古車について昔からある「新車より安い」というイメージにも変化が見られました。

「中古車は新車より安い」という常識が「今も当てはまる」と答えた人は25.8%。一方、「以前ほど当てはまらない」が22.3%、「もう当てはまらない」が11.0%となり、合わせて3割を超える人が、かつてほど中古車の割安感を感じていませんでした。

さらに女性では「わからない」(53.0%)が過半数となり、男性の28.9%と比べ、大きな差が見られました。

次に、新車より割安で、実質新車同様の状態で手に入る「登録済み未使用車(ナンバー登録のみで走行距離がごく少ない車両)」の認知度を調べたところ、全体で46.4%が「知らなかった」と回答。

これを年代別で見ると、20代が64.7%で最も多くなった一方、60代以上では34.9%となり、新車価格が高騰する中で、お得に状態の良いクルマを手に入れられる選択肢が、これからクルマを選ぶ若年層に十分浸透していない現状が浮き彫りになりました。

最後に、「新車と同等クラスの中古車を比較した場合、どの程度価格差があれば中古車に切り替えますか」と聞いたところ、「金額にかかわらず新車を選ぶ」と答えた割合は、女性が40.3%、男性は30.2%でした。

一方、男性では「30万円ほど高ければ中古車に切り替える」が14.6%となるなど、価格差によって中古車を選ぶ層が女性より多い傾向が見られました。

新車価格の上昇が続くなか、価格だけでなく、保証や車両状態、購入後の安心感などを含めて、自分に合ったクルマ選びを考えることがより重要になりそうです。

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