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娘にあげようか…40年前のシルバニア 一つ一つ大切に箱に入れ保管 初期作品の質感がそのまま 「本当に貴重なもの」「器も陶器でできてる」

瀬戸 ゆきほ 瀬戸 ゆきほ

1985年にエポック社から発売された人形とドールハウスの玩具シリーズ「シルバニアファミリー」

今SNSではそんなシリーズの初期作品を開封する様子が大きな反響を呼んでいる。

赤い屋根の家の中に、パズルのようにぎっしりと詰め込まれた小さな紙箱の山。一つ一つに、洋服をきたウサギや、ミニチュアの食器、楽器、家具が収められている。40年前とは思えないほどのきれいな保存状態と、現在では手に入らなくなった上質なシルバニアファミリーのグッズにマニアは大興奮。「40年近く前のシルバニアファミリーを開封中」と貴重な光景を紹介する投稿の閲覧数は65万を越えた。今回なぜ開封となったのか。投稿主であるkkkkkさんに話を聞いた。

――このシルバニアは、どのようなきっかけで手元に? 

kkkkk:はっきりした記憶ではないのですが、幼稚園くらいの頃に、祖父母が流行りを知って買ってくれたのだと思います。祖父母の家でこれを見つけて喜んだのを、今もなんとなく覚えています。それからは遊び終わるたびに、一つ一つ丁寧に箱にしまって。私が遊ばなくなった後は、私が大事にしていたのを知っていた母が、実家の片付けの中でもこれだけは捨てずに残しておいてくれたんです。

――40年ぶりの開封。状態はいかがでしたか。

kkkkk:正直、開ける前はワクワクよりも経年劣化へのドキドキの方が強かったです。小箱には汚れもあり、グレーのウサギは少し色がまだらになっていましたが、驚いたのは暖炉が今もまだ点灯したこと。そして何より小物の一つ一つまで丁寧に小箱に戻してしまいこんでいた、幼い自分のマメさに驚愕しました。今の子どもたちの遊び方を見ていると、よっぽど当時の自分に刺さった宝物だったんだなと再認識しました。

――当初は「娘さんに」と考えていたのですよね。

kkkkk:転勤族で物への執着が薄く、卒業アルバムすら捨ててしまうタイプなので(笑)、娘の誕生日にあげて、ボロボロになったら捨てようと思っていたんです。でも実際に大切にしていた物を目の前にしたら、急にいろいろと思い出が巡ってきて…。娘が雑に扱っているのを想像したら胸が痛んでどうしても無理で、もう一度封印しました。

――今後もご自身で大切にされるんですね。

kkkkk:はい(笑)。結局、娘用にはメルカリで同じ初期のセットを買い直しました。でも届いた物を見ても、不思議なほど自分の持っていたシルバニアほどは心が動きませんでした。そこで初めて、私が惜しんでいるのは「昔のシルバニア」というモノではなく、「自分が子どもの頃に大切に遊んだ記憶」そのものだったんだと気付かされました。

  ◇  ◇

投稿には「今のと素材が違うので、本当に貴重なもの」「器も陶器でできてる」「売れば高価なのは分かりつつ、未だに家具も食器も素敵で手放せない」などの反響が集まった。
おもちゃというモノではなく、子どもだった自分の記憶そのものになった、シルバニアファミリー。40年の時を経たからこそ手放せない理由が詰まっていた。

▽kkkkkさんThreadsアカウント
https://www.threads.com/@yk.7343

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