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94歳の祖母が孫に明かした心残り…亡き夫が入院中に「南蛮漬けが食べたい」と言っていたのに作ってあげられず

そんでなライターズ そんでなライターズ

孫と夕食をともにしていた94歳の祖母が、20年前に亡くなった夫への心残りを明かしました。入院していた夫が食べたがっていた「南蛮漬け」を作ってあげられないまま、夫は病院で亡くなったといいます。祖母の話を聞いた孫は、自分は後悔を残さないよう、祖母が元気なうちにできることをしてあげたいと伝えました。2人のやりとりを収めたYouTubeの動画は27万回以上再生され、「涙が出た」「こんな話をおばあちゃんとお孫さんができるなんて素敵ですね」などの声が寄せられています。

投稿したのは、94歳の祖母きのえさんとの暮らしをYouTubeチャンネル「きのえのプレイランド」(@kinoe_playland)で発信する、孫のひろさんです。動画は、ひろさんが撮影・編集しています。

この日の夕食はチキン南蛮。ひろさんがおいしそうなレシピを見つけ、きのえさんも興味を持ったことから、作ってみることになりました。

きのえさんがチキン南蛮を作り、2人で食卓を囲んでいると、ひろさんが「亡くなったじいちゃんに食べさせてあげたら、どんな反応したかな?」と問いかけました。すると、きのえさんは20年前に亡くなった夫との思い出を振り返ります。

入院していた夫が「よくなって帰ったら食べたい」と言っていたのは「南蛮漬け」だったそうです。しかし、きのえさんは作ってあげられないまま、夫を亡くしたといいます。

「おじいちゃんが生きてるうちに、いろいろ作ってあげればよかった」「おいしいもの作ってあげればよかった」

夫はそのまま病院で亡くなり、料理を作ってあげられなかったことが、きのえさんの心残りになっていました。

祖母の話を聞いたひろさんは、祖母と過ごす今の時間に思いをめぐらせます。

「ばあちゃんが元気なうちはさ、ばあちゃんのためにいろいろしてあげたいなと思って。元気なうちに旅行に連れて行ったり、おいしい料理を作ったりして。孫が後悔を残さないために、存分に受け取ってください」

きのえさんは、孫にはすでに十分してもらっているという思いを伝え、ひろさんの言葉を受け止めました。

動画には、「こんな話をおばあちゃんとお孫さんができるなんて素敵ですね」「『孫の後悔を残さない為に存分に受け取って』というひろ君と、毎日ひろ君に感謝しているきのえさん。お二人の優しい会話に涙が出ました」などのコメントが寄せられています。

取材で亡き夫との思い出について尋ねると、きのえさんは「おじいちゃんが亡くなってから20年ほどが経った今になって振り返ってみると、特別なことはなくても一緒に過ごした普通の日常が大切な思い出だったと思うようになりました」と振り返ります。

孫のひろさんについても、「とてもいい孫に恵まれて本当に幸せです。ありがたいなと思います」と語ります。

ひろさんにとっても、祖母と食卓を囲んで話すひとときは大切な時間になっています。

「昔のことや人生経験を聞きながら、時代が変わっても通じる考え方や、人との向き合い方など多くの学びをもらっています。実際に長い人生を歩んできたおばあちゃんの言葉は、自分の心に響くことが多いですし、自分自身のこれからの生き方にも生かしていきたいと思っています」

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