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「No!パパは車行って」初めて1人で登園 ダウン症の4歳娘の成長に思わず涙…「感動して泣いちゃった」「表情も会話も愛おしい」

五ヶ瀬 あお 五ヶ瀬 あお

身長と同じくらいの大きなリュックを背負い、幼稚園の中へと1人で歩き出す4歳の女の子。いつもはパパに抱っこをせがんだり、園に入りたくない日もあるのだとか。初めての出来事に、車で見送るパパも思わず涙……。Instagramに投稿された動画は218万再生、6.5万いいねを集め、「こっちが感動して泣いちゃった」「表情も会話も愛おしい」と反響が寄せられています。

動画に出てくる女の子は心羽(ここは)ちゃん。オーストラリア在住で、愛称はKokoちゃんです。Kokoちゃんはダウン症で、全体的な発達はゆっくりながらも、オーストラリアと日本で楽しく元気に育ち、家族とさまざまなことにチャレンジしています。

いつものように駐車場から幼稚園の中へ登園しようとしていたある日のこと、突然Kokoちゃんが立ち止まり、パパへ「車行って」と伝えました。「何?1人で行けるの?」と困惑しながらも、運転席へ乗ってドアを閉めるパパ。「じゃあね」とKokoちゃんに伝えると、Kokoちゃんは「バイバイ」とうれしそうに幼稚園に向かいます。

大きなリュックとバッグを持ちながら数歩進んだKokoちゃんは、振り返ってパパの姿を確認すると、うれしそうにもう一度「バイバイ」と言い、リュックを背負い直します。その姿に、パパは思わず声が震えながら「頑張って!」と一言。

そのままKokoちゃんを見送りたいパパでしたが、幼稚園の入り口のロック解除はナンバー入力が必須でパパも一緒に行かなければ開きません…。そこでKokoちゃんをそっと追いかけようとするパパ。するとKokoちゃんは、「NO!」「車行って」と、1人で行きたい意志をパパに示します。

パパを頼らず、1人で幼稚園に行こうとするKokoちゃんの成長に、涙ぐんでしまったパパは「これからも見守っていきます」とコメントを添えました。

SNSでKokoちゃんの成長や日常を発信しているパパのTakaoさん(@takao_teramoto)に話を聞きました。普段はオーストラリアで暮らしており、取材時は年に一度の日本帰国中でした。

ーーKokoちゃんが1人で登園する姿を見て、いかがでしたか?

「いつかはこの日が来るんだろうなとは思っていましたが、思っていたよりもずっと早くて本当に驚きました。『成長したな』とうれしく思う反面、実際にその姿を見ると、少し寂しい気持ちになりました。

この出来事を通して、子どもの成長は当たり前ではなく、一日一日が本当に大切なんだと改めて感じました。これからも同じような瞬間がたくさんあると思うので、一つひとつ大切にしていきたいです」

ーー最近のKokoちゃんの成長で驚いたことや印象に残ったことは?

「今は日本に帰国中ですが、日本語の成長には本当に驚いています。いとこのお姉ちゃんたちとたくさん会話をする中で、日本語がどんどん上達していると感じています。

また、日本ではイルカに乗ったり、馬に乗ったりと、オーストラリアではなかなかできない経験もたくさんしています。その中で、『1人でできた』『挑戦できた』という成功体験が少しずつ増え、そのたびに成長を感じています」

不安なとき、ダウン症のお子さんの発信を見て“大丈夫”と勇気をもらった。今度は誰かの力になりたい

ーー出生前診断でダウン症とわかり、不安な気持ちになることもあったとのこと。実際に3年間育ててこられて、感じたことを教えてください。

「ダウン症に対するイメージは、生まれる前と比べても大きくは変わっていません。ゆっくりではありますが、自分のペースで着実に成長していると感じています。

一方で、想像以上だったのは言葉の成長です。オーストラリアでは、毎週スピーチセラピー(言語療法)を受けていて、日本語と英語の両方で学んでいます。さらに、理学療法と作業療法は隔週で、それぞれ英語によるマンツーマンのセッションを受けています。その積み重ねもあって、話せる言葉が本当に増えました。

また、オーストラリアでは買い物中やエレベーターの中でも、知らない人が気軽に話しかけてくれる文化があります。そんな環境で育っていることもあり、心羽も自分から積極的に話しかけるようになりました。私たちはそれを『Kokoのハロー運動』と呼んでいます(笑)」

ーーSNSでKokoちゃんの成長や日常を発信する上で、大切にしていることは?

「私たちは出生前診断でダウン症だとわかったとき、インターネットやYouTubeでたくさんの情報を探しました。

もちろん不安がなくなったわけではありません。でも、ダウン症のお子さんやご家族の発信を見て、『きっと大丈夫』と勇気をもらいました。

だからこそ、今度は私たちの発信が誰かの力になれたらという思いで続けています。たくさんの人に届かなくても、1人でも『ダウン症でもこんなことができるんだ』『ダウン症だからできないと決めつけなくてもいいんだ』と感じてもらえたら、それだけで十分うれしいです。

子育ては大変なこともありますが、それ以上に楽しいことや幸せを感じる瞬間がたくさんあります。そんな日常をそのまま伝えながら、オーストラリアならではの子育てや文化、人との温かいつながりなど、日本ではなかなか経験できない魅力も一緒に届けていけたらと思っています」

 Instagram(@takao_teramoto)やYouTubeチャンネル『ちょろまかしCH【シドニー挑戦団】』では、オーストラリアで暮らすKokoちゃんの楽しい海外生活や成長記録を見ることができます。

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