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「この人しかいない」26歳差の“年の差婚”をした夫婦 出会いは?反対する声はなかった? 今の思いを聞いた

古川 諭香 古川 諭香

26歳という大きな年齢差を乗り越え、現在は2歳と0歳の女の子の育児に励んでいるSakiさん(@honey82saki)夫婦。世間からのイメージや「年の差婚」に対する偏見がある中で、お互いを深く信頼し合い、前向きに家族の時間を重ねています。

出会いから結婚、そして現在の家族の形について、率直な想いを伺いました。

行きつけのBARから始まった縁

出会いは、2020年の11月。コロナ禍によって予定していたワーキングホリデーに行けなくなり、Sakiさんはお酒を飲むことだけが楽しみに過ごす日々を送っていました。

そんなある日、行きつけのBARで偶然、現在の夫と隣の席に。釣り船の船長をしていると聞き、「釣りしてみたい!」とお願いしたことが、2人の距離を縮めるきっかけになりました。

「実際にやってみたら、すごくたくさん釣れてめちゃくちゃ楽しくて。いい趣味ができたって思いました」

それを機に2人は交流を深め、やがて交際がスタート。交際中の旦那さんはアクティブで、さまざまな場所へ連れていってくれたため、Sakiさんは「体力あるな~!」と驚いたそうです。

交際を始めた当時、Sakiさんは26歳。大きな年齢差があったため、当初は結婚を意識していませんでした。しかし、一緒に過ごす時間が長くなるにつれて居心地よさを感じ、「結婚するならこの人」と思うようになったそうです。

「親や友達にすぐ紹介しました。反対する友人もいましたが、ほとんどの人は私が明るく前向きになった姿を見て、応援してくれました。両親は『娘が幸せならいい』と言ってくれて。ちなみに両親は、夫の1歳上。夫は『危なかった、先輩でよかった』と言っていました(笑)」

結婚後にはブライダルチェック 2人の娘に恵まれる

互いに「子どもがほしい」という思いがあったSakiさん夫妻。結婚後はすぐ、ブライダルチェックを受けました。幸い互いに異常などは見つからず、結婚式の翌月には第一子を授かることができたそうです。

「年齢のこともあるので、『2人目も早めに作ろう』となり、今は2歳と0歳のかわいい娘たちの育児に奮闘中です」

 

子育てをする上でSakiさんが心がけているのは、我が子が大きくなった時に親の年齢差を気にせず、まっすぐ育っていけるような関係作りです。

「今はまだ小さいので、私たちに年齢差があることに気づいていません。でも、思春期になって疑問を持つころがあったとしても、私と夫に年齢差があったり、周りのお父さんよりも夫の年齢が上であったりしても、あなたたちを愛する気持ちには何も変わりがないと伝えたいです」

健康に気をつけ、元気に長生きできれば年齢は関係ない。Sakiさんはそう思っており、今の愛情ある向き合い方を続けていけば、娘たちは「おとうたん」が大好きなまま育ってくれると信じてもいます。

「もし、嫌なことを言う人がいても全く傷つく必要はないし、関係ない人たちの言葉よりも自分自身の気持ちやおとうたんからの愛情を大切にしてほしいとも伝えていきたいです」

対等な夫婦関係と「介護」への考え方

年の差があると、ふとした時にジェネレーションギャップを感じることもあります。しかし、Sakiさんは日常の中で年の差を強く意識することはありません。

「以前、夫がしりとり中に知らないワードを言ったので調べたら、70年代のテレビ番組で。『知らんわ!』と大笑いしたことはありましたけどね(笑)」

音楽の趣味の違いは面白く、夫は若者世代の曲を好み、逆にSakiさんのほうが80年代の音楽を好むのだとか。夫が歳上の年の差夫婦は、喧嘩をした時に夫側が折れることも多いものですが、Sakiさん宅では喧嘩の時も対等です。

「夫は一歩も引きません(笑)だから、『こんな若い嫁なんだから、甘やかすとかないの?』と言うと、『そこに年齢は関係ない」とバッサリ返されます(笑)』

普段から体を動かす仕事をしていることもあり、夫は57歳になった今も同世代の男性と比べて体力があります。ただ、日常の中で「体力が落ちてきたな」と感じる瞬間はあるそう。それでもSakiさんは、元気で暮らせているうちは将来を悲観せず、今を楽しむことを意識しています。

「若くても病気や怪我で介護が必要になることはあります。結婚するということは、そういう時にも支え合い、添い遂げること。だから、いつか訪れる未来を心配しすぎるより、今は互いに健康で長生きできるように気をつけています。現実的に考えると、私のほうが介護する側になると思うので、『将来優しくするから元気なうちは私に優しくしてね』とは思っています(笑)」

当事者が語る“年の差婚をする上で大切なこと”とは?

年の差婚がある夫婦には、時に心ない言葉が寄せられることもあります。そうした言葉を見聞きするたび、Sakiさんは当事者としては「何も考えていないわけではないのに…」と、もどかしさを感じてきました。

だからこそ、今まさに年齢差のある結婚を考えている人に伝えたいのは、「世間体が気になる」という思いを結婚に持ち込まないことの大切さです。

「子どもがほしいかどうかの話し合いは必ずしてほしいし、不安であれば、ブライダルチェックも受けてほしい。将来のビジョンを早めに見据え、互いの意思を確認し合うことは、年の差婚をする上で大切なことだと思います」

いつか、年の差婚をしている人たちでパーティーを開いてみたい。そんな夢も抱きながら、Sakiさんはこれからも愛する家族との生活を積み重ねていきます。

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