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平成ギャル界のカリスマRumi 心ない言葉に傷ついたコロナ禍 「ホンマでっか!?TV」から朝ドラへ 「アンチを見返す日がキター!」

石井 隼人 石井 隼人

「パラパラは日本の文化!」

両腕を振り回しながらパラパラの一節を披露して意気込むのは、“平成ギャル界のカリスマ・ルミリンゴ”ことRumi(ルミ、39)。自身の半生から得たギャルマインドをつづったフォトエッセイ『考えすぎ注意報~自分で自分をアゲる大作戦~』が発売中だ。

16歳で伝説的ギャル雑誌『egg』の専属モデルとして平成ギャルブームを牽引し、令和の時代にSNSで巻き起こった“第5次パラパラブーム”に火をつけた。

橋本環奈主演の朝ドラ『おむすび』では、ギャル言葉やパラパラなど劇中で描かれるギャル文化の監修を担当したことでも知られる。

活きた和太鼓キャリア

昭和末期の日本で生まれたパラパラ。現在では独自の進化と発展を遂げて、世界中で踊られるメジャーなクラブダンスになっているという。

「フィンランド、ドイツ、アメリカなど今やパラパラサークルは世界中にあります。ブラジルのイベントでは、パラパラを踊る昔の私のDVD映像がスクリーンに投影されて、それと一緒に現地の方々が踊る。そんな動画がSNSで流れてきました」

“平成ギャル界のカリスマ”は、今では世界で崇められる“パラパラ界のカリスマ”だ。そのバックボーンには、祖母の影響で6歳から約10年間続けた和太鼓がある。

「和太鼓経験がパラパラに活きたと感じるのは腕力、体感、リズム感、そして舞台度胸。何百人もの聴衆を前に叩く和太鼓大会では、重要なセンターポジションを毎年任されていました。盆踊りに合わせるフリー演奏では、バチを投げたり回したり。私がパラパラを踊った時に『どうしてそんなにキレがあるの!?』と驚かれるのも和太鼓経験のお陰です」

「平成のパラパラブーム再び!」と思い立ったのがコロナ禍。当初は「まだこのおばさんやってんの?」という心ないコメントもあったというが、SNS上で配信したパラパラ動画がジワジワと話題に。“第5次パラパラブーム”としてメディアに取り上げられるようになった。

「アンチの言葉に傷ついてパラパラ投稿を辞めようと思った時もありました。でもギャル仲間から『パラパラギャルといえばルミリンゴっしょ!』と言われて吹っ切れた。そうしたらギャル評論家として『ホンマでっか!?TV』に出演させていただき、そこから朝ドラに繋がって。アンチを見返す日がキター!と思いました」

パラパラおばあちゃん

Rumiにとって「パラパラ」とは「まさに私の人生そのもの。ターニングポイントで舵を切ってくれた存在です。今はパラパラスクールを立ち上げて若い世代に指導しています」

平成のパラパラブームを知らない若い世代にパラパラが浸透するのもうれしい。しかしそれ以上に、パラパラDVDを捨てずに持っている元ギャルたちが多いことにも感動している。彼/彼女らにとってパラパラとは忘れえぬ、青春の一コマなのだ。

とはいえ、過去の思い出として終わらせる気はRumiにはもちろんない。

「パラパラはガチで踊るとダイエットやアンチエイジングにもなるし、腕を開くから背中も曲がらない。歳を取って外を走るのがきつくても、パラパラならばかわいくて楽しいので何時間でも踊れる。ダンスのジャンルの中で、唯一パラパラだけなんですよ、日本で産まれて世界へ行ったのは!パラパラは日本が産んだ、日本の文化。国民のラジオ体操は全部パラパラにしたいくらいです」と笑う。

パラパラの可能性はますます広がるばかりだ。

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