まさかの出来事に一気に血の気が引いた経験は誰でも1度はあるでしょう。焦っている時ほど悪い方向へ考えてしまい、後になって「なんで気づかなかったんだろう」と笑ってしまうこともあります。そんな勘違いから始まったハプニングを描いた、ひかりさんの作品『ETC事件簿』がInstagramに投稿されました。
それは作者が、いつものように出勤する朝のことです。車に乗ると突然、「カードが挿入されていません」というETCの音声が流れました。ETCカードを抜いた覚えがない作者は、不思議に思いながらも、その日は時間がなかったため、そのまま出発します。
息子を保育園へ送り届けた後、今朝の音声のことを思い出した作者は、ダッシュボードの中にあるETC車載器を確認しようとします。ところが、ダッシュボード内にETC車載器が見当たりません。
一気に不安になった作者は、慌てて夫へ電話をかけます。しかし電話はつながらず、そのまま出勤することに。駐車場から職場へ向かう途中には、万が一に備えてETCカードの利用停止手続きまで済ませました。
仕事中も落ち着かず、頭の中はETCのことでいっぱいです。仲の良い先輩に事情を話しながら、夫からの連絡を待っていると、お昼ごろにようやく夫から折り返しの電話がかかってきました。作者は涙ながらに朝の出来事を説明すると、夫は冷静に「アラームが鳴ったなら、ETC車載器は車の中にあるはず」と返します。
その一言で我に返った作者は、仕事を終えてから改めて車内を探してみることにします。すると、エンジンスタートボタンのすぐ下にETC車載器を見つけました。どうやら設置場所を勘違いしていたようです。しかも、ETCカードが半分飛び出した状態になっていたため、「カードが挿入されていません」という音声が流れたことが分かりました。
盗難ではなかったことに安心したものの、「でもなんでETCカード出てたんだろ…」という疑問は残ったままです。するとその日の帰宅後、息子を車から降ろした際に、面白がってETCカードを抜き取るためのボタンを押している姿を目撃します。
こうしてETCカードを抜いた犯人も分かり、事件は無事に幕を下ろすのでした。
同作について、作者のひかりさんに詳しく話を聞きました。
勘違いの理由は「10年間の記憶」
ーETC本体がなくなったと思った瞬間、1番最初に頭に浮かんだことは何でしたか?
こんな田舎の平和なところでまさか盗難!?しかも機械ごと持ってくなんてある!?と完全に盗難だと思い込みました。カードでお金を下ろして機械は売れるのか…?とにかくどうしたらいいか相談しなくては!!と夫の顔が思い浮かびました。
ーご主人の「アラームが鳴るなら機械は車内にあるはず」という一言で冷静になれたのでしょうか?
確かに冷静になりましたが、でも車の中はちゃんと探した気になっていたので、機械がどこかにあるとしても、やっぱりカードだけ抜かれてしまったかも…??という不安は残っていました。
ーETCがダッシュボードにあると思い込んでいたのは、どうしてだったのでしょうか?
以前乗っていた車が、ダッシュボードの中に機械が付いていたんです。以前の車は初めて買った車で10年ほど乗っていたのと、結婚する前によく高速を使って実家に帰っていたということもあり、そちらの記憶の方が強く残ってしまっていました。子どもが3人になってからなかなか実家に帰るのも大変になり、来てもらうことが増えたのもあって、ETCを使う機会が激減していたのも勘違いの原因だと思います。完全に言い訳ですが(笑)
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