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つぶらな瞳、真っ赤な唇…彩られた「化粧地蔵」は、江戸時代から いったいどこに?由来は謎のまま

京都新聞社 京都新聞社

 京都府北部の宮津市内を散策すると、あちこちで色鮮やかに化粧を施されたお地蔵さんが目を引く。絵の具などで描かれた表情は、ほほ笑むものから厳かな面立ちまでさまざま。どれも愛らしく、見ていると気持ちが和んでくる。

 丹後や若狭地方などで見られる極彩色の地蔵菩薩(ぼさつ)像は「化粧地蔵」と呼ばれる。江戸中期から伝わるとされるが、なぜ化粧されるようになったのかは定かでない。

 宮津市内に200カ所以上あるほこらは主に隣組が守り、お地蔵さんに子どもの安寧や家内安全を祈願する。毎夏の地蔵盆が近づくと化粧を落とし、子どもたちが新たな顔や衣服、後光を描く。最近は業者に塗装を依頼する隣組もあるとか。

 どのお地蔵さんも個性があふれている。大きくつぶらな瞳に真っ赤な唇。笑みをこぼしたり、子どもを抱えたり。宮津の化粧地蔵を紹介する本「宮津のお地蔵さん たたずみ 坐り 微笑んで」の著者、大城戸晴美さん(66)=同市本町=は「あがめる対象に色を塗ってしまうところが特徴的で、それぞれに遊び心が見える」。

 お地蔵さんに見守られる子どもたちも個性を大切に、健やかに育ってほしい。

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