「逆さ富士」といえば、湖沼や水田などの水面に、上下反転した富士山の姿が鏡のように映り込む美しい景観のこと。晴天で風が穏やかな日など、限られた条件で見られる神秘的な絶景として知られています。
では、こちらは……「逆さ柴」?
そんな写真が、Xで注目を集めています。映っているのは、柴犬の「こはる」ちゃん(7歳・女の子)。
雨上がりの公園で、青空の下に立つこはるちゃん。足元には大きな水たまりが広がり、その水面には、青空や雲とともに、こはるちゃんの姿が鏡のようにくっきり。まさに逆さ富士ならぬ“逆さ柴”と呼びたくなる一枚です。
この投稿には8100件を超える“いいね”が集まり、「おぉ〜! 美しい!」「お見事な逆さ柴」「すごい絶景だ」「おぉ! ウユニ塩湖みたい!」「何ともご利益がありそうな……」「待ち受け画面によいかも」など、驚きと称賛の声が寄せられています。
水たまりが苦手なこはるちゃん、撮影の舞台裏は?
飼い主の「赤柴こはる 岡山生まれおっさん育ち」さん(@pom_dawacan)によると、写真を撮影したのは、自宅から少し距離のある、よく散歩に訪れる公園だったといいます。
秋冬は歩いて45分から1時間ほどかけて行く場所ですが、春夏は暑さ対策と時間短縮のため、自転車の前カゴにこはるちゃんを乗せて向かうのだとか。現地では、こはるちゃんも元気いっぱい歩いたり、走り回ったりしているそうです。
この日、飼い主さんの目に留まったのは、大きな水たまりがいくつもできている場所でした。雨上がりならではの景色を生かし、こはるちゃんの姿がきれいに映り込む一枚を狙ったそうです。
「投稿写真を撮影した場所は、大きな水溜りがいっぱいあって、バックに緑が映えるよう、この水溜りのあるところにこはるに立ってもらって『こはる、こっち、こっち〜』と誘導しながら、水溜りを挟んだ側からしゃがんで撮りました」
ただ、こはるちゃんは水たまりが苦手。きれいな逆さ柴の一枚は、こはるちゃんが水たまりに近づき、飼い主さんが声をかけながら撮影したものだったようです。
「こはるは早くこの場を逃れたかったのか、または他のクン活ポイントに行きたかったのか、そわそわしていたので、私は『こはる〜そこで待てよ〜、待て〜』と必死に声かけ。途中、夢中になりすぎて『ちょ、待てよ!』と木村拓哉さん風に言ってみるなどしながら、5枚ほど撮ることができました」
家族も絶賛「今日のポストはこれで決まりやん」
その後は場所を変え、頑張ったこはるちゃんに「ギャラ(おやつ)を支払いました(笑)」と飼い主さん。撮った写真は、帰宅後に確認したそうです。
家族に見せると、反応は上々でした。
「みんな『うわー、めっちゃいい写真や〜ん、今日のポストはこれで決まりやん』て言うてくれました」
こはるちゃんの逆さ柴は、見る人の心まで晴れやかにしてくれる一枚となりました。