高齢になっても夫婦仲むつまじく生きていれば、楽しい人生となるかもしれません。漫画家・若戸だいごさんの4コマ作品『そふとそぼ』第6巻からの抜粋エピソードでは、老夫婦とその周囲の感動物語が描かれています。同作はInstagramに投稿されると、約3000のいいねが寄せられました。
老夫婦の徳男と春子はとても仲が良く、朝買い物に行くときも、ご飯を食べるときも、一緒にお風呂に入るときもずっと2人でおしゃべりしています。そして寝るときまでも、寝言をしゃべりながら同じ布団と枕でともに過ごしているのです。
そんなある日、徳男はどうやら怒っているようで春子を無視しています。春子は「感謝って謝ることを感じると書くの。わたしはあなたに感謝してる。だから謝っていることを感じて」と訴えます。実は徳男が無視する原因は、春子が昨夜勝手にプリンを食べてしまったことにあるようでした。
それから、春子は化粧道具と鏡を持ってきました。鏡を覗くと、春子は「鏡のなかに白髪のおばあさんがいる!」と叫びます。そこで徳男がその鏡を覗くと、「わっ!シミだらけのじいさんもいる」と言いました。
その後徳男は、「きっと未来が見える鏡なんだよ。こんな老人になるまで一緒にいられますように」と2人は寄り添うのでした。
別のある日、徳男は八百屋で働く青年・あつしを眺めて、彼が死んだ親父に似てきたと感じます。あつしの父は、母が妊娠していると判明した日に交通事故で亡くなったそうです。その日、母は妊娠したとメモ書きに残して買い物に出かけたそうですが、父がその紙を見たかどうかは分からないままだったそうです。
徳男は、その話を春子に伝えると、交通事故に遭う直前の配達先が知り合いのよっちゃんだったと知ります。そこで徳男はよっちゃんのもとへ行きますが、彼は認知症を患っておりあつしの父の存在すら忘れていました。
しかし、よっちゃんは何十年も毎日日記を付けていました。そこには「子どもができたと喜び、あんなに嬉しそうな顔の彼を見たことがない」と書かれていたのです。その事実を知ったあつしは、その場で大声で泣き崩れたのでした。
読者からは「思わず泣いてしまった」「あつし良かったね…!」など感動の声があがっています。そこで、作者の若戸だいごさんに話を聞きました。
最後の2コマは作者も描きながらジーンときてしまった
―『そふとそぼ』とはどのような作品シリーズなのでしょうか?
仲むつまじい老夫婦の日常をユーモアたっぷりに描いた「そふとそぼ」は、全国60%の介護事業所で高齢者の皆様に親しまれている4コマ漫画です。連載11000回を突破し、徳島新聞・月刊デイ・テレビ朝日のメディア等で作品を発表してまいりました。
高齢の田中徳男と妻・春子が主人公。ほのぼのとした日々の暮らしをはじめ、認知症や終活、入院生活などさまざまなテーマを取り上げています。
―同作において、お気に入りの台詞やコマがあれば教えてください
認知症のよっちゃんが、何十年も日記をつけていた事が判明するコマです。ラストの四コマ2本を描きながら、自分でジーンとしてしまいました(笑)
―祖父と祖母だけでなく、周囲を支える人たちの温かみがつたわってくる作品でした!
普段は楽しく笑える4コマを仕事として描いていますが、このような物語調のストーリー4コマはどこかから依頼を受けて描いている訳ではありません。電子書籍の描き下ろしとして、これまでに約1000話発表しています。笑いと涙の両方を楽しんでいただけたら嬉しいです。
<若戸だいごさん関連情報>
▽Instagram
https://www.instagram.com/sohutosobo/
▽TikTok
https://www.tiktok.com/@sohutosobo
『そふとそぼ』
▽公式ホームページ
https://sohutosobo.com
▽Amazon読み放題(全作品30日間無料)
https://www.amazon.co.jp/stores/author/B0DFM3X9G4