先日、「マイナンバーカードに運転免許証と健康保険証を統合したが、本人確認書類を2種類出せと言われ困った」というポストがX(旧Twitter)で注目を集めた。
「免許証」との一体化は時期尚早⁉︎
「いや、これ私もちょうど運転免許証の更新のタイミングが免許証とマイナカードを一体にできるっていう時だったから、しようかなと思って話を聞きに行ったら、更新センターで言われたのが、『一体にしてもいいけど、1枚失くしたら運転できなくなるし、再発行に時間かかるし、レンタカーとか借りられなくなる可能性あるから、今回は待った方がいい』って説明だった。身分証との一体化って結構弊害ある。だからマイナカードを保険証と一体化するまではいいとしても、免許証の一体化は勧められない」
Xにそう投稿したのは、「目利き」がいる日本で最後のかつお節屋『タイコウ』の代表取締役、大塚麻衣子(@AJIMAI3)さん。
210万回以上表示された投稿について大塚さんに伺ったところ、2025年3月にスタートした「マイナンバーカード」と「運転免許証」を一体化した「マイナ免許証」自体には肯定的なのだという。
「身分証を何枚も持つことでお財布やカードケースが膨れるのが嫌で、まとめられるなら便利かな?と思っていました。運転免許の更新のタイミングがちょうどマイナンバーカードとの一体化が始まったタイミングだったため、免許証は身分証として使う機会も多いことから、免許更新センターの案内の方に相談してみました」(大塚麻衣子さん)
「マイナ免許証」と「従来の免許証」の2枚持ち
大塚さんのポストにもあるように、大手レンタカー会社以外では「マイナ免許証」を利用できない場合があり、さらに海外で自動車を運転する場合は「マイナ免許証」が使えず、有効な日本の運転免許証か国際免許証が必要となる。
また、2020年以降、日本の金融機関や役所などでは「パスポート」単体では身分証明書として利用できなくなったため(※1)、「マイナ免許証」のみの保有では「顔写真付きの本人確認書類」を2種類以上出せない可能性が生じることが以前から指摘されていた。
こういった理由から、手数料は増すが「マイナ免許証」と「従来の免許証」の2枚持ちを選択する人が多いという。
「仕組みとしては便利ですが、カード自体の仕様や社会のシステムが追いついていないと感じる部分もまだ多く、これからさらに検討の余地があるのだと思います。だからこそ、今後システムがどう改善されていくのか注目していきたいです」(大塚麻衣子さん)
今回の大塚さんの投稿に対して、「マイナ免許証」を所持する方々からは、「従来型の免許証との2枚持ちにして、片方を車に置いておくと手ぶらで車に乗っても無免許にならない」といった2枚持ちを推奨する声が多く寄せられた。
※1)2020年2月3日以前に発給申請されたパスポート(有効期限内)は、所持人記入欄(住所欄)があるため、身分証明証として利用できる場合もある
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