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PTA会長は誰がやる? 過半数が男性…背景に「地域との関係性」や「時間の融通」 女性が少ない理由は「なりたくない」より「引き受けにくい」事情も

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新学期が始まりました。クラス替えや新しい担任の発表とともに、PTAの役員決めが気になる保護者も多いのではないでしょうか。

株式会社インタースペース(東京都新宿区)が運営する情報発信メディア『ママスタセレクト』が実施した「PTA会長」に関する調査によると、PTA会長は「男性」と答えた人が半数を超えたそうです。寄せられたコメントからは、地域とのつながりや仕事の状況などを理由に、男性が選ばれているケースが多いことがうかがえます。一方で、くじ引きや持ち回りなど、学校ごとに選出方法の違いも見られました。

この調査は、子どもがいる人・妊娠中の人518人を対象に、2026年2月〜3月にインターネットで実施したものです。

PTA会長の選び方と男性が多い理由

「新年度のPTA会長は男性ですか、女性ですか」と聞いたところ、男性は56.0%で半数を超えました。女性は29.3%、その他は14.7%でした。PTA会長は男性が多数派であることが分かります。

なお、男性が多く選ばれる理由として、次の意見が寄せられました。

▽毎年男性が会長で、公務員か自営業で時間が取れる人
▽地元の市議の息子さんや、昔から地元で農業を営んでいる人。暗黙の了解(栃木県)
▽毎年『オヤジの会』から選出されているので男性ばかり(福岡県)

PTA会長は学校と地域をつなぐ役割を担うことも多く、「時間の融通が利く人」や「地域との関係性がある人」が選ばれやすい傾向があるようです。その結果、自営業や地域の有力者など、男性が多い立場の人が会長を務めるケースも見られました。

一方、「女性」と回答した人は3割弱でした。女性のPTA会長については、次のようなコメントも寄せられています。

▽立候補者がいなければくじ引き。くじ運のない私は春から副会長、来春は会長になる予定

PTA会長のなり手がなかなか現れず、くじ引きや持ち回りで決まるケースが多いようです。

▽高校では3年間続けて役員を務める必要がある

のような声もあり、心理的な負担を感じる人もいました。

女性のPTA会長が少ない背景には、フルタイム勤務の増加や家庭内の負担があると考えられます。調査を行った同メディアは、「『なりたくない』というより、『引き受けにくい』事情が背景にある可能性」と述べています。

なお、寄せられたコメントを見ると、PTA会長の決め方は大きく分けて次の3パターンになりました。

【持ち回り・義務型】

地域ごとに順番でPTA会長を選びます。

▽地区で持ち回り。順番に交代で出しています
▽毎年地区交代でくじ引きをして決めています

特に生徒数が少ない学校では、「小学校から中学校までの間に一度は役員を経験する」という声もありました。

【推薦型】

役員経験者の推薦や人脈を通じてPTA会長が選ばれます。

▽部長から会長の流れが出来上がっている
▽現任の会長からの推薦

既存の人脈から役員が決まるため、「活動がスムーズ」といった利点もあるようです。

【くじ引き・ボランティア型】

PTA会長に立候補する人がいない場合は、くじ引きで決めるケースもあります。

▽くじ引き
▽5年生の保護者の中から決定。立候補者がいなければくじ引き(新潟県)

ただし、近年はトラブルを避けるため、ボランティア制を採用する学校もあるようです。

   ◇   ◇

今回の調査では、半数以上が「PTA会長は男性」と回答しました。PTA会長には「時間の融通が利く」「地域とのつながりがある」といった条件が重視されるため、地元の名士や自営業の男性が選ばれるケースが多いようです。

仕事や家庭との両立を理由に、PTA活動を負担に感じる人は少なくありません。一方で、PTAを通じて役員同士のつながりが生まれ、周囲の支えを受けながら乗り越えられるケースもあります。

共働き世帯の増加や地域社会の変化をふまえ、調査を行った同メディアは「PTA活動には性別に関係なく、無理のない形で関われる仕組みや、負担を分担できる体制づくりが求められていくのかもしれません」と述べていました。

【出典】
ママスタセレクト(株式会社インタースペース)

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