高校の入学式の帰り道、着物姿の母親と制服姿の息子は、桜の木の下で写真を撮り合いました。母親は10代で息子を出産し、20代で離婚した後には、先が見えない時期もあったといいます。息子の高校入学という節目を迎え、親子で歩んできた日々への思いをThreadsにつづると、「よく頑張りました」「強くて美しいお母さん」といった声が寄せられました。
投稿したのは、パーソナルトレーナーとして活動しながら、高校生の長男と中学生の長女を育てる2児の母・YOH(@okanoyoh_)さんです。10代で長男を出産し、20代で離婚しました。当時は学歴や経験の少なさに加えて、経済面や精神面での不安が重なり、自分のことで精いっぱいだったといいます。
話題となった写真は、入学式の帰り道で撮ったものでした。咲いている桜を見つけ、2人で写真を撮り合ったそうです。制服姿の息子を隣に見た瞬間、うれしさや安心感とともに、「よく頑張ってきたな」と自分にも息子にも感じたといいます。
「一番つらかったのは離婚後、これからどうやって生きていこうと先が見えなかった時期です」
それでも前を向けた理由は、子どもたちの存在が大きかったと振り返ります。「やりたいことを我慢させる人生は送らせたくない」「誇れる母でいたい」――そんな思いが常に背中を押し、歩み続ける原動力になったそうです。
息子は自然と家事を手伝ってくれるようになり、頼もしい存在になったと話します。中でも忘れられないのは、長女の育児について自分を責めていたときに、普段はあまり本音を言わない息子がかけてくれた言葉でした。
「妹がやる気になればできることを、ママが全部構う必要はない。そんな時間があるなら少しでも寝たり、友達との時間を作ったりしてほしい」
息子の言葉を聞き、涙があふれたと振り返ります。長女も、兄の高校生活が始まる日には弁当を作り、「こうこうがんばって」というメッセージを添えました。
「ふたりがいてくれるから頑張れています」
「自分の“やりたい”に素直に進んでいってほしい。これから始まる息子の高校生活を、失敗しても支えられる存在として見守りたいです」
投稿には、同じように子育てをする人などから多くの声が寄せられました。「よく頑張りました」「頼もしい自慢のははだね」など、息子だけではなく母親自身をねぎらうコメントも並びました。
YOHさんは返信欄で、こう書いています。
「みなさんの『よくがんばりました』に、頑張れた、頑張ったって思っていいのか!って、なんだか不思議な気持ち」「正直、ここまで反響をいただけるとは思っていなかったので驚きました。短い文章に、子どもたちが支えてくれたおかげで強くなれた思いが乗ったのだと感じています。同じように頑張っている方の励みになれたらうれしいです」