さまざまな物事や趣味において、「若かったら、やってみたかった」と考える人は多いでしょう。イラストレーター・漫画家のオオカミタホさんの作品で、「#旅だからproduced by 界」のInstagramに投稿された『ネイルは自己満で』では、ある親子の一場面が描かれています。同作はX(旧Twitter)にも投稿されると、約1.4万いいねを集めました。
とある親子は、旅先でスイーツを食べています。母はふと娘の指先をみると、赤くて可愛いジェルネイルが輝いていました。母は「私も若かったら、やってみたかったわぁ」と娘に言います。
母は「そんな爪にできたら素敵だけど」「お父さんも派手なのは好きじゃなかったし」など、今までネイルをやろうと思わなかった理由を明かします。しかし、娘は「こーいうのは誰かのことは気にしないで 自己満でいいんだよ」と母に伝えました。
母は「機会があれば」と言い、支払いを済ませます。すると娘は母に少し待つように言い、コンビニでマニキュアを買ってきました。そして旅館の客室で、母にマニキュアを塗ってあげるのでした。
そして後日、母は職場にて同僚から爪を褒められます。「私も、そういうの見せる相手がいたらな~」という同僚に対して、母は「こういうのは自己満足でいいのよ!」と返すのでした。
読者からは「心温まる…」「旅先だから違うことができるのかな」などの声が寄せられています。そこで同作について、作者のオオカミタホさんに話を聞きました。
個人的な小さな願望を実現することが、自分や周りに良い影響をもたらすのでは
―同作において、ネイルをテーマに描いた理由を教えてください
このネイルの話は、星野リゾートの温泉旅館・界さんと作っている「旅」をテーマにした漫画シリーズの中の一つです。
旅という特別な時間の中だからこそ、いつもと違う体験ができる・・・というエピソードを描きたくて、「旅先で知り合いがいないからこそ挑戦できる、少しの変身=ネイル」をテーマにしました。
―同作に込めた想いを教えてください
ネイルなど、「装飾的なおしゃれをすること」に抵抗がある人もいると思います。中には、「自分にはもったいない」、「周りの人の好みに合わせて、地味なものを選んでいる」という人もいるかもしれません。
でも、「ネイルをやってみたい」のような、個人的な小さな願望を実現していくことが、自分の日々を元気にしてくれたり、ゆくゆくは周りにも良い影響をもたらすのではないかな?と思います。
―ネイルのほかにも旅先をテーマにされていますが、ほかにも同様の作品を描いているのでしょうか
主に30〜40代の女性を主人公にした、1話完結の明るい話を描いています。主人公は毎回変わるのですが、それぞれ旅を通して新しい自分に出会ったり、一緒に旅をする人と気持ちを通わせたり、旅の思い出を生活の中に持ち帰ったり…と、それぞれの小さな変化の様子を大事にしています。
また「#旅だから」では、温泉旅館の片隅に置かれた、一冊のお宿帳に綴られた「旅だから」生まれた物語を、そっとマンガにして毎週金曜日21:00よりお届けしています。私だけではなく今後、複数の作家さんと旅だからこそのかけがえのないシーンをつむぎ、旅に出たくなるような漫画をお届けしていくとのことです。
<#旅だからproduced by 界 関連情報>
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https://www.instagram.com/tabidakara.kai/
▽公式サイト
https://hoshinoresorts.com/jp/sp/tabidakara/
<オオカミタホさん関連情報>
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