阪急阪神不動産がこのほど、「ジオタワー大阪十三」にて竣工式を行いました。竣工式の後、施設の一部を報道関係者に公開しました。ジオタワー大阪十三は単なるタワーマンションではなく、十三の新たなランドマークといえる施設です。タワマン内部はもちろん、図書館、保育・学童施設、スーパーマーケットが入居する新施設「JUSO CROSS」の一部も紹介します。
ポテンシャル高い十三
ジオタワー大阪十三は阪急阪神不動産が手掛けた超高層タワーレジデンスです。建物自体は39階建てとなり、1階にはスーパーマーケット「Food Style」、2階には2つの図書館、保育・学童施設が入居します。1階と2階は多世代の人々が集い「交差(CROSS)する場所」となることを願い、「JUSO CORSS(十三クロス)」という名称になりました。3階から39階が超高層タワーレジデンス「ジオタワー大阪十三」です。ジオタワー大阪十三の最寄駅は阪急十三駅となり、同駅東改札口からの所要時間は徒歩3分です。
竣工式であいさつに立った阪急阪神ホールディングス株式会社代表取締役の嶋田泰夫氏は「JUSO CROSSとジオタワー大阪十三は地域の暮らしに新たな価値をもたらすと確信している」と述べ、十三地域への波及効果に対する期待を示しました。
横山英幸大阪市長は「十三はとんでもないポテンシャルを持っている街」とし、阪急電鉄が計画している十三駅からJR大阪駅(うめきたエリア)を介してなにわ筋線につながる「なにわ筋連絡線」、十三駅と新大阪駅を結ぶ「新大阪連絡線」にも言及しました。
30階「スカイラウンジ」からの光景は圧巻
施設内覧会では、ジオタワー大阪十三の居住者が利用できる共用施設、39階のモデルルーム、ならびに「JUSO CROSS」を見学。数ある共用施設の中で、注目を集めた施設は30階にある「スカイラウンジ」でした。「スカイラウンジ」からは大阪都心の壮大な光景が広がり、「なにわ淀川花火大会」の花火も鑑賞できます。ラウンジでは友人を集めて、パーティーを開催することも可能です。なお、花火大会の日に利用する場合は抽選制(5組のみ)となります。
また、阪急阪神不動産の「ジオ」シリーズでは初となる「ゴルフシミュレーター」も用意。予約制となり、独り占めできないように1人あたりの制限時間が設けられています。
阪急阪神不動産によると、総戸数の7割を販売し、ほぼ契約済みとのこと。参考までに、今まで販売した中での最高価格(3LDK)は3億円を超えます。
ところで、ジオタワー大阪十三は所有権マンションではなく、定期借地権付き分譲マンションです。もともと、ジオタワー大阪十三があった場所には淀川区役所がありました。
ジオタワー大阪十三の場合、土地の持ち主である大阪市と阪急阪神不動産との間で定期借地契約を結び、阪急阪神不動産は大阪市から借り受けた定期借地権を購入者に転貸する仕組みとなっています。阪急阪神不動産は2091年までに建物を解体し、大阪市に土地を返さなければなりません。
そのため、タワマンの建て替え問題も回避できます。また、永続的にマンションを所有できないことから、外国人による購入はほぼない、とのことです。
公立の図書館と私立の図書館が同居
「JUSO CORSS」の特徴のひとつが公立の図書館(大阪市立淀川図書館)と私立の図書館(まちライブラリー@履正社十三図書館)が同居していることです。
淀川図書館、まちライブラリー@履正社十三図書館ともに、入居開始日と同じ4月17日にオープンしました。
淀川図書館は淀川区新北野1丁目にありましたが、規模を拡大した上でジオタワー大阪十三に移転しました。
一方、まちライブラリー@履正社十三図書館は学校法人履正社が運営する図書館です。所蔵する本はすべて寄贈本であり、会員登録(カード実費500円)することで、借りることができます。また、イベントに参加するだけでなく、共通の興味や関心を持った人々を集めてのイベント開催もできます。
現在のところ、図書館同士のコラボイベントの予定はありませんが、双方の図書館から相乗効果を期待する声が聞かれました。
ジオタワー大阪十三を起点に十三がどのように変化するのか、また十三に対するイメージは変わるのか、これからの十三から目が離せません。