Aさんは、家族と一緒に『餃子の王将』で食事をしていました。店内はにぎやかで、厨房からは威勢のいい声が飛び交っています。そんな中、店員が「イーガーコーテル!」と声を張り上げる場面を耳にしました。中国語のようにも聞こえますが、何を意味しているのか気になります。そこでAさんは家族に聞いてみましたが、誰も分かりませんでした。
SNSでも、「餃子の王将の掛け声ってどういう意味?」「あの言葉は何語?」といった声が見られます。これらの言葉は何語なのか、そしてどんな意味なのでしょうか。『餃子の王将』担当者に話を聞きました。
“王将用語”は中国語をベースにした厨房の専門用語
ー餃子の王将の厨房で使われる言葉(「イーガーコーテル」「ソーハン」「ヤナギ」など)は何語でどんな意味なのでしょうか?
これは王将用語といって、厨房にオーダーを通す際に使用している中国語をベースにした専門用語です。「コーテル」は餃子、「ソーハン」は炒飯、「ヤナギ」は主に餃子の王将ラーメンを指します。
かつてメニューに「柳麺(リュウメン)」と書かれていたことから、「柳」を訓読みして「ヤナギ」と呼ぶようになったといわれています。なお、「コーテル」や「ソーハン」については、用語が生まれた当初の資料が残っていないため明確な由来については分かっておりません。
また、1、2、3という個数をそれぞれ「イー」「リャン」「サン」と言うなど、数字を表す用語も中国語由来です。「〇人前」は「ガー」と表すので、「イーガー」は1人前、「リャンガー」は2人前という意味となります。つまり、「イーガーコーテル」は「餃子1人前」ということです。
ーこうした厨房用語は、いつ頃からどのような背景や理由で生まれたのでしょうか?
使われるようになった時期は不明です。確実かつスムーズなオーダーのため、お客様の声と厨房のスタッフへの注文が混同しないよう、独自の注文用語を使用しています。
ー店舗ごとに独自の言い方や掛け声が生まれることはありますか?
王将用語は店舗や地域により異なる場合があります。実は、「餃子の王将ラーメン」の呼び方も地域によって異なります。ぜひお近くの餃子の王将で、“王将用語”を聞いてみてください。