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市販果実の種からオレンジ再収穫 自宅で気長に育ててみませんか 手順をまとめた動画が424万回再生され話題に

そんでなライターズ そんでなライターズ

スーパーで購入したオレンジを再び自宅で収穫ーーそんな家庭栽培を投稿したInstagram動画が、424万回を超える再生を記録し話題となっています。

投稿したのは、「おうち園芸の案内人」として家庭菜園やガーデニングのコツを発信している、そらベジさん(@sora_gardenhack)。オレンジの栽培方法や収穫に至るまでの具体的な手順を公開しています。

動画で紹介されている手順はシンプルです。まず種を水に1時間ほど浸し、ピンセットで種の皮を丁寧に取り除きます。これは水分を胚に届きやすくし、発芽を早めるための作業だといいます。皮をむいた種を土に植えて水を与え、透明のプラスチックカップをかぶせて保温すると、約2週間で芽が出てくるそうです。2カ月ほどで15センチほどに育ち、大きな鉢に植え替えながら育て続けると、5年ほどで実がなるといいます。この方法はオレンジだけでなく、ほかの柑橘類でも同様に試せるそうです。

そらベジさんによると、まず大切なのは発芽しやすい種を選ぶことだといいます。

「柑橘の種を選ぶ際は、厚みがありふっくらしている、手に取ったときにしっかりとした硬さがある、比較的大きめで重量感がある、といった種を選ぶと発芽しやすい傾向があります。逆に薄く平たいものや軽いもの、シワがあるものは、胚が未発達だったり空の種だったりする可能性があり、発芽率が下がることがあります」

最初の工程は、種を水に1時間ほど浸し、その後、ピンセットで種の皮を丁寧に取り除きます。

「種の皮をむくのは、発芽を早めてカビを防ぐためです。皮がついたままだと水分が中まで届きにくく、発芽に時間がかかってしまいます。また、種の表面に果肉の糖分が残っているとカビの原因になるので、きれいに取り除いておくことが大切です」

皮をむいた種を土に植えて軽く水を与えたら、上から透明のプラスチックカップをかぶせて保温します。

「カップをかぶせるのは、発芽に必要な温度(15℃以上)を安定させるためです。ただしそのままにしているとカビが生えやすくなるので、1日1回カップを外して空気を入れ替えてください。カップの側面や上部に小さな穴を開けておくと、自然に空気が循環してカビ防止にもなります。芽が出たら、外気温が15℃以上あればカップは外してOKです」

「柑橘には、一つの種から2〜3本の芽が同時に出ることがあります。出てきた芽の多くは遺伝的に親の木とほぼ同じ性質を持つクローンなので、同じような木として育ちます。また、柑橘は1本だけでも実をつけられるので、複数の木を育てる必要はありません」

「苗が15センチほどに育つまでは寒さに弱いため、気温が15℃を下回る時期は室内の日当たりの良い窓辺や簡易温室で管理するのがおすすめ。15センチを超えたら基本的に外での管理でOKです(関東以西)。夏の暑さは、直射日光を避けて半日陰に置けばほぼ問題ありません」

また、気温だけではなく水の管理もとても重要だといいます。

「水やりは土がしっかり乾いてから、葉がややしんなりするくらいのタイミングで行うのがちょうどよいです。柑橘の根は地表近くの浅い部分に集中しているため、鉢の中に水が長く溜まると根腐れの原因になります。特に、幼苗期は水のやりすぎに注意してください」

こうして芽は2カ月ほどで15センチ程度に成長し、5年ほどで実がなります。

「コンパクトに育てたい場合は15〜20センチほどに育ったら、先端の芽を少し切る『摘心』をすると脇芽が増えて株が丈夫になります。その後も高さ1.5〜1.8メートル程度を目安に摘心を繰り返すと、丸くまとまった樹形に整えられます」

書籍『世界一簡単な野菜の育て方』を出版しており、BS朝日「有吉園芸」にも定期出演している“家庭菜園のプロ”のそらベジさん。最後に、家庭で育てる際の土選びのポイントを聞きました。

「家庭で柑橘を育てる場合は、市販の果樹用培養土や柑橘専用培養土を使うと管理しやすいです。柑橘は水はけの良い土を好むため、花用の培養土よりも果樹用の土の方が適しています。例えばホームセンターなどで販売されている『花ごころ』の柑橘の土などは、柑橘向けに配合された培養土なので初心者にも扱いやすいと思います。同シリーズの柑橘用肥料も栄養バランスが考慮されているため、おすすめです」

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