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入園式と卒園式にだけ現れる腹話術人形 「お泊まり保育」の夜、こっそり見に行くと…園長室で「ゴトッ」真顔で立っていた! 30年間封印した記憶【漫画】

海川 まこと 海川 まこと

子どもの頃に感じた恐怖心は強烈な印象を残すもの。大人になってもそれを覚えているという人は多いのではないでしょうか。そんな「どこか懐かしい、不気味で不思議な話」を描いた『かっちゃん人形』(作:色白ゆうじろうさん)がSNSで注目を集めています。

物語は、主人公の男性が30年前の自分を振り返るところから始まります。男性が通っていた「K幼稚園」には、「かっちゃん」と呼ばれる腹話術人形がいました。園のマスコット的存在でしたが、その顔立ちはどこか不気味。

その「かっちゃん」は入園式と卒園式の園長先生のお話の時くらいしか出番はなく、普段は園長室の棚の上に座るように置かれていました。不気味な人形を面白がって園長室を覗こうとする園児は後を絶ちませんでしたが、先生に見つかると叱られてしまいます。そのため、園児たちは満足に「かっちゃん」を見ることはできませんでした。

そんななか主人公は「お泊り保育」の機会に「こっそり見てやるんだ」と決意し、皆が眠る中、夜中にひとりで起き出して園長室へ向かいました。月明かりを頼りに真っ暗な廊下を進み、とうとう園長室にたどり着いたその時、中から「ゴトッ」と物音がしたのです。おそるおそる扉を開けた主人公は、目の前の光景に固まってしまいました。

そこには、いつもの棚から降りてこちら向きに立っている「かっちゃん」の姿があったのです。その顔はいつもの笑顔ではなく真顔で、まっすぐこちらを見据えていました。恐怖を感じた主人公はそこから逃げ出し、布団に戻りました。

その後、何事も無かったように幼稚園生活は続きましたが、この出来事で怖くなった主人公は、園長室には一切近づかなくなりました。そして時が流れ、迎えた卒園式。そこで久々に「かっちゃん」を見た主人公は思わず悲鳴をあげそうになります。なんと「かっちゃん」は主人公を激しくにらみつけているような顔をしていたのです。

驚いた主人公は、卒園式後に「かっちゃんの顔が変わってる!」と皆に伝えても、皆は「前からあの顔じゃん」と相手にしてもらえませんでした。

それから年月が経ち、この記憶を封印していた主人公でしたが、自身の子どもがK幼稚園に入園することをきっかけに記憶が蘇ります。「かっちゃん」との再会に強い恐怖と後悔を抱きながら入園式に参加した主人公でしたが、30年ぶりに見た「かっちゃん」の顔は、かつての笑顔に戻っていました。

そこで主人公は「かっちゃん」は幼稚園の守り神的存在で、夜中に歩き回っていた自分を叱ろうとしたのではないかと考えます。主人公はそんなことを考えながら幼稚園から離れていき、「かっちゃん」は幼稚園のなかから密かにそれを見届けるのでした。

読者からは「ヒェッ……トイレ行けねえ」や「かっちゃん…いいやつやな…」などの声があがっています。そんな同作について、作者の色白ゆうじろうさんに話を聞きました。

夜のお泊り保育の雰囲気を味わいつつ、かっちゃんの表情の変化を楽しんでもらえたら

―同作を漫画として描こうと思われたきっかけがあれば教えてください。

息子が通っていた幼稚園に、古い腹話術人形がいたのです。愛らしい中にも何となく不気味で…お泊り保育の時に動き出したら…と空想して本作が生まれました。

―同作について、特に読者に注目してほしいポイントがあれば教えてください。

夜のお泊り保育の雰囲気を味わいつつ、かっちゃんの表情の変化を楽しんでもらえたらと思います。

―同作以外でも発表している作品があれば教えてください。

最近は描き込みを重視しているため更新ペースは緩やかですが、今後も変わらず、皆様に楽しんでいただける不思議な物語を描き続けてまいります。

<色白ゆうじろうさん関連情報>
▽ブログ
https://wide-tree.hatenablog.com/
▽電子書籍『色白ゆうじろう 怪奇・SF短編集』(Amazon)
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