中高生の子どもを持つ世の中のお父さんたちは、子どもとのスマホのやり取りについてどのように感じているのでしょうか。KDDI株式会社(東京都港区)が実施した「親子」に関する調査によると、約4割が「書いた文章を消したり、送るのをやめた経験がある」と回答し、距離感の測り方に葛藤する父親が多数派であることが浮き彫りとなりました。
調査は、中学生・高校生の子どもを持つ全国の父親500人を対象として、2026年2月にインターネットで実施されました。
調査の結果、全体の59.4%が「子どもからのメッセージ返信が『塩対応』だと感じたことがある」と回答。その一方で、「反応があるだけで安心する」(39.4%)や「既読になるだけでも嬉しい」(27.4%)などの意見が聞かれ、スマホ越しのさりげないやり取りが、子どもとの繋がりを感じる大切な心の拠りどころになっている様子がうかがえました。
また、38.4%が「子どもとのスマホやり取りで一喜一憂したことがある」と回答し、接し方に慎重になる父親たちの姿が明らかになりました。
加えて、子どもにメッセージを送る際、過干渉だと思われないように「書いた文章を消したり、送るのをやめた経験がある」と回答した父親は38.6%に達しています。
さらに、「子どもとの会話やコミュニケーションにおいて最も悩む・迷うこと」については、「悩む・迷うことはない」(43.6%)が最多となった一方で、「干渉している・おせっかいと思われないか」(12.9%)や「どこまで深く事情を聞いていいか」(10.1%)など、距離感の測り方に葛藤する父親も一定数いることがわかりました。
続けて、子どもに対し、「良かれと思った言動が空回りしてしまった経験はありますか」と聞いたところ、37.4%が「ある」と回答。具体的には「アドバイスが説教のようになってしまった」(63.1%)や「励ましたつもりがうるさがられた」(35.3%)などの意見が挙げられ、良かれと思って伝えた言葉が、思春期の子どもには重く届いてしまうといった“想いと受け取り方のズレ”に戸惑う父親たちの様子が見て取れます。
最後に、「理想の父親像」を尋ねたところ、「細かく口出しせず、適度な距離感で見守る親でありたい」(40.2%)、「子どもを一人の人間として尊重し、フェア(対等)な関係でありたい」(39.0%)、「プレッシャーを与えず、さりげなく安心感を与えられる親でありたい」(33.0%)が上位に挙がり、強く導くよりも“尊重しながら支える”姿勢を大切にしたいと考える父親像が浮き彫りになりました。
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【出典】
▽KDDI