連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK総合ほか)が明日、3月27日にいよいよ最終回を迎える。トキ(髙石あかり)はヘブン(トミー・バストウ)の最期に「書くの人」として思い切り羽ばたかせてあげることができなかったという自責の念に駆られていた。
そんな中、錦織(吉沢亮)の弟・丈(杉田雷麟)からのサポートもあり、トキはヘブンとの日々を綴った本を出版すべく、ぽつりぽつりと、最愛の夫と過ごした日々を語り出した。
トキとヘブンの足元に映るあの影は誰?
ところで、半年間視聴者を楽しませてくれた『ばけばけ』のオープニング映像について、ネットではある「説」が流れている。ハンバート ハンバートによる主題歌「笑ったり転んだり」が流れる中、写真家・川島小鳥がトキとヘブンの仲睦まじい姿を写したスナップが切り替わることでおなじみの、あのオープニング。
草履を履いたトキと下駄を履いたヘブンの足元が映し出されるショットに、撮影者の影が写っている。影に目を凝らすと、山高帽をかぶっているのがわかる。ネットでは、「これはもしかして、錦織さんが2人を撮影しているという設定なのでは?」と、まことしやかに囁かれてきた。この真相に迫るべく、制作統括の橋爪國臣さんに聞いてみた。
スナップを撮られている、ありのままのトキとヘブン
「この説、僕も見たことがあります。でも実は『撮影者が錦織』という意図は特にないんです。撮影をしてくださった川島小鳥さんは、被写体の自然な姿を引き出すことで定評のある写真家。『写真の完成度』にこだわるというよりは、あえて水平をズラしたり、ブレていたりしても『ライブ感』を優先させる表現をする方です。なので、自分の影が写っているかどうかはあまり大きな問題ではなく、それも川島さん作品の持ち味なんだと思います。
実際、あの写真が上がってきて『影が映ってるから』と、NGにする方向もありえたかもしれません。でも、写真って必ず誰かが撮っているものですよね。『スナップ写真の撮り手』の存在が見える写真というのも、ありなのではないかと。
撮影しているのが川島小鳥さんなのか、錦織なのか、はたまたまったく別の人かはわからないけれど、『スナップを撮られている、ありのままのトキとヘブン』というふうに見せるのも悪くないのでは、ということで、あの写真をそのまま使いました。作り物ではない、ふたりの空気感がより出た写真ではないかと思います。でも、誰が撮ったと想像してもらってもいいと思っています(笑)」
明日はいよいよ最終回。ヘブンとの思い出を語り出したトキは、どんな答えを見つけるのだろうか。