離婚経験者の3人に1人が「もし結婚前の自分に戻れるとしたら、離婚を防ぐため結婚自体をやめる」と回答――そんな調査結果が、株式会社CRAYONZ(東京都港区)による「離婚経験者の結婚当時の覚悟と離婚の関係性」に関する調査でわかりました。また、現在の日本社会において、“結婚式を挙げるためのサービス”に比べ「“結婚生活を続けるための心構え”を学ぶ機会や場所が十分ではない」が7割以上を占め、結婚生活を続けるためのサポートに関する社会的な課題意識などが明らかになりました。
調査は、全国の20~50代の離婚経験者男女341人を対象として、2026年1月にインターネットで実施されました。
まず、「離婚に至った原因として、最も近いものはなんですか」と尋ねたところ、「金銭面での問題や感覚の相違」(27.3%)、「性格の不一致」(27.0%)、「異性関係」(11.4%)が上位に挙がりました。
また、結婚を決めた当時、パートナーと「ネガティブな将来のリスクについて、話し合ったことはありましたか」と尋ねたところ、「話し合った記憶はない」(49.6%)と「なんとなく話題に出た程度」(28.4%)で8割近くを占めた一方で、「かなり具体的に話し合っていた」(22.0%)は約2割にとどまりました。
続いて、「結婚当時、自分が結婚生活に対して抱いていた“自信の根拠”はどこにありましたか」と尋ねたところ、「愛があれば何でも乗り越えられると思っていたから」(22.0%)や「趣味や笑いのツボが合い、喧嘩になることはないと思っていたから」(18.2%)が上位に挙げられたものの、「特になし」(33.4%)が最多となり、離婚経験者の3人に1人が、結婚当時、結婚生活に対して抱いていた自信の根拠が特にないと回答していることがわかりました。
また、「もし結婚前の自分に戻れるとしたら、離婚を防ぐために何をすべきだったと思いますか」という質問に対しては、「結婚自体をやめる」(34.3%)が最も多く、次いで「愛や勢いだけでなく、困難を乗り越えるための“覚悟”を持っておく」「最悪の事態(修羅場)が起きた時、どう対処するか二人で決めておく」(いずれも16.1%)が続きました。
次に、「結婚生活を振り返り、離婚に至ってしまった最大の要因は“何が足りなかったから”だと感じますか」と聞いたところ、「経済的な余裕」(24.9%)、「相手への優しさや思いやり」(22.3%)、「困難から逃げずに、二人で向き合い続ける“覚悟”」(19.7%)という結果になりました。
最後に、「現在の日本社会において、“結婚式を挙げるためのサービス”に比べ、“結婚生活を続けるための心構え”を学ぶ機会や場所は十分にあると思いますか」と尋ねたところ、「ないと思う」(75.4%)という回答が7割以上を占めました。