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「私、ナンバーワンですから!」夜職界のマウントは一般社会で通用しない? 「将来どうするんだろ」月収自慢の最中に漏れた世間の本音

たかなし 亜妖 たかなし 亜妖

ホストやキャバクラ、風俗店などがひしめく夜の世界は、売り上げでカーストが決まるといっても過言ではありません。どんなに性格が悪くとも、ルックスが平凡であっても、数字を持っていれば「偉い」のです。成績を残していれば多少のルール違反は見逃してくれるお店も多いため、店内の“成績優秀者”の中には自分の立場を店長などにアピールする人も多いです。

ただしこれはお店の中だけの話です。お店の外で「私、ナンバーワンですから!」なんてアピールしても、チヤホヤされることは皆無。それを勘違いして痛い目に遭うナイトワーカーは、少なくないようです。

肩書が通用しない!?痛感した世間の目

これは元セクシー女優である私の体験談です。セクシー女優時代に同業者に誘われ、とある飲み会へ行きました。参加者は芸人さんや放送作家、出版系などメディアの人間たちです。

女の子は女優だけでなく一般的な会社員の子など、タイプはさまざまでした。飲み会は大いに盛り上がり、二次会まで参加したところ、夜のお店で働く1人の女の子が「私はお店のナンバーワンなんです。月収〇〇〇万円稼いでいて、看板嬢なんですよ」と“ランキングマウント”を取り始めました。

周りは興味津々で色々な質問を投げかけ、その度に彼女は楽しそうに回答し、自分の宣材写真やSNSを見せて回っていました。そんな中、彼女が偶然席を外したタイミングで、とある男性が「面白いコだけど、将来どうするんだろ」とポツリとつぶやきます。

その他にも「ランキング入ってても、どのくらいスゴいことが分からない」や「稼いではいるんだろうけど……ね」と、ナイトワーカーの業界にあまり馴染みのない人たちが口々に言い始めたのです。これを見て私は「飲み会独自の闇を見たな」と思ったと同時に、やはり一般社会ではランキングだの、売り上げだの、全く通用しない肩書ということを痛感させられました。

なぜ“ランキングマウント”をどこでも取ってしまうのか?

歓楽街と一般社会での顔を使い分けるナイトワーカーも多いですが、そのぶんどこでも同じ感覚を貫き通す人がいます。どうしても歓楽街では数字を取れば取るほど立場が有利になるため、ランキング入りすると偉いという錯覚を起こしやすいものです。

また、多方面から「すごい」と言われたい承認欲求からランキング入りや月収をアピールするタイプも一定数います。確かに月収100万円以上稼いでいれば「すごい」以外の何物でもないです。しかし世間の目は厳しいので「でも、一生それを続けられるの?」と指摘を受けてしまうことも。

ナイトワーカーが持つ感覚のズレはふとした時に現れます。だからこそ、一般的な常識や自分の見られ方を、今一度再確認すべきなのでしょう。

◆たかなし亜妖(たかなし・あや)
元セクシー女優のシナリオライター・フリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ゲーム会社のシナリオ担当をしながらライターとしての修業を積み、のちに独立。現在は企画系ライターとしてあらゆるメディアで活躍中。

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