【Q&A】離婚調停中のトラブル回避でよくある質問
Q. 調停中に相手と直接連絡を取ってしまった場合、どう対処すべきですか?
調停中の直接連絡は原則として避けるべき行為ですが、既に連絡を取ってしまった場合は、その内容と経緯を調停委員に正直に報告することが重要です。
隠蔽すると後で発覚した際により大きな不信を招く可能性があります。 今後は調停委員を通じたやり取りに徹底し、緊急時であっても事前に調停委員に相談するよう心がけましょう。
Q. 調停で感情的になってしまいそうな時の対処法はありますか?
感情的になりそうな場面では、深呼吸をして一度発言を止め、冷静になる時間を作ることが効果的です。「少し整理する時間をいただけますか」と調停委員に伝えることで、印象を悪くすることなく冷静さを取り戻せます。
また、事前に想定される質問への回答を準備しておくことで、突発的な感情の高ぶりを防ぐことも可能です。
Q. 相手が嘘をついていると確信している場合、どう対応すればよいですか?
相手の発言に疑問を感じても、感情的に「嘘だ」と断定するのは逆効果です。客観的な証拠や資料を提示しながら、事実関係を冷静に整理して調停委員に説明することが最も効果的です。
疑問点については「私の記憶や記録では異なるのですが」という表現で、建設的に議論を進めることを心がけましょう。
Q. 調停が長期化している場合、途中で諦めて取り下げても問題ありませんか?
調停の取り下げ自体は法的に可能ですが、一度取り下げると同じ条件での再申立てが困難になる場合があります。長期化の原因を分析し、弁護士と相談のうえで戦略を見直すことが先決です。
また、取り下げ後は協議離婚に戻るか調停離婚訴訟に移行することになるため、将来的な手続きも含めて慎重に判断する必要があります。
Q. 調停委員との相性が悪いと感じた場合、交代を求めることはできますか?
調停委員の交代申立ては制度上可能ですが、明確な理由が必要で、単に相性が悪いだけでは認められにくいのが現実です。
まずは調停委員とのコミュニケーション方法を見直し、丁寧で建設的な対話を心がけることが重要です。 どうしても改善が見込めない場合は、弁護士を通じて適切な手続きを検討することをお勧めします。
離婚調停中のリスク回避と冷静な対応の重要性
離婚調停の場は、感情的になりやすい一方で法的にも大きな判断が下される可能性があります。リスクを避け、冷静な姿勢を保つことが円満な合意への近道です。
離婚調停は、夫婦の新たなスタートへ向けた重要なプロセスでもあります。やってはいけないことを回避し、適切な証拠や主張を組み立てることで、調停委員や相手方の理解を得やすくなります。相手の主張に感情で対応してしまうと、調停を長引かせる原因となり、互いにとって望ましくない結末を招く恐れがあります。
冷静な態度を保ち、必要に応じて専門家の助言を受けながら最適な解決策を探ることが、離婚調停を成功へ導く要となるでしょう。
◆監修者◆
鈴木 成公/新大塚法律事務所(第一東京弁護士会所属)
離婚等の家族に関する案件や男女トラブルの案件を多く取り扱っている事務所です。法律的な観点だけでなく、人生の再出発に向けた総合的なアドバイスを様々な角度からさせていただきます。弁護士、依頼者がお互いに「正直であること」。信頼関係を築くことで、依頼者の目的を達成できると考えます。私は、依頼者の言葉を表面的に受け取り、その通りに進めていくことが「寄り添うこと」だとは思いません。依頼者の根底にある目的を把握し、良い着地点に運ぶ弁護士でありたいと思っています。
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