物価高騰が続くなか、家計への負担が増すことで、受験期に必要となる費用や進路選択への不安を抱える家庭が増えています。学習塾『明光義塾』を全国展開する株式会社明光ネットワークジャパン(東京都新宿区)が実施した「物価高騰時代の受験環境実態調査」によると、高校受験のサポートに「経済的負担」を感じている保護者が約7割にのぼることがわかりました。では、受験サポートにかける費用は月平均いくらぐらいなのでしょうか。
調査は、私立高校の受験を予定している中学1年生~中学3年生の子どもを持つ全国の保護者1000人を対象として、2025年10月にインターネットで実施されました。
調査の結果、全体の66.8%が「子どもの受験サポートをするうえで、経済的な負担を感じることがある」(強く感じる21.1%、ある程度感じる45.7%)と回答しました。
また、「受験サポートにかけている月平均費用」としては、「3万円以上5万円未満」(26.4%)、「1万円以上3万円未満」(23.2%)、「1万円未満」(19.3%)が上位となり、半数近くが「3万円以上」と回答。「10万円以上」という回答は2.6%でした。
加えて、「昨今の物価高騰が子どもの受験勉強や受験サポート全般に影響した」(大きく影響した14.6%、ある程度影響した39.3%)と答えた保護者は半数以上となり、費用の増加そのものに限らず、受験期の過ごし方や学習環境の整え方について、より意識する家庭が増えていることがうかがえます。
具体的に「影響のあった項目」としては、「塾や家庭教師の費用」(51.6%)が最も多く、次いで「食費・栄養面の工夫にかかる費用」(38.0%)、「受験模試や検定の受験費用」(36.0%)が続き、受験期の学習環境づくりや日々の生活に幅広く影響が及んでいる様子が見て取れました。
なお、高校進学以外の選択肢として近年注目される、「専門学校・留学・通信制高校などの多様な進路」については、68.8%が「理解できる」(よく理解できる11.9%、ある程度理解できる56.9%)と回答し、物価高騰により教育費全般への意識が高まるなか、「子どもに合った進路を柔軟に選びたい」という考え方が広がっていることがうかがえました。
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【出典】
▽明光義塾調べ