不規則な曲線の中に現れた鶴を描いた様子がInstagramで話題です。描くときに使用したのは、なんと塗料を付けたひとつのビー玉。斬新なアイデアと衝撃的な仕上がりに、「えーーー!驚きました!」「こうなるか!?ってビックリな仕上がり!」と反響が寄せられました。
ビー玉アートを描いたのは、看護師として働きながら画家を目指して活動中のetoさん(@eto._.art)。フォロワーさんからのリクエストに応じて、今回etoさんが描いたのは『和を感じる風景に凛と立つ鶴』。無地の用紙から、どのように鶴ができ上がっていくのか……必見です。
白紙をボードと額縁のあいだに挟み、黒の塗料を塗ったビー玉を額縁に沿って転がすところから動画は始まります。額縁に沿って四角を描くと、続いてコロコロと四方八方にビー玉は転がり、不規則な曲線が次々に描かれていきます。
ビー玉で線を描き終えたetoさん。「構図を考えます…」とテロップが添えられます。黒い線で埋まった白い紙ですが、まだこの時点では鶴の姿は見えてきません……。
構図を思いついたetoさん。カラーペンを使い、線と線の間を塗っていきます。青色の背景からどんどん塗り進めていくと、徐々に鶴の輪郭が見えてきました。さらに着色をしていくと、あっという間にビー玉の曲線を活用した鶴が完成!
色付け前との違いは圧巻です。リクエストに見事に応え、また一つの作品が生み出されたのでした。
ビー玉アートの作品をSNSで発信し、画家を目指して活動しているというetoさん(@eto._.art)に話を聞きました。
ーービー玉アートを始めたきっかけを教えてください。
「3年程前に、SNSでビー玉を転がすアートが流行った時期があったのですが、そのときに転がして終わりではなくそこから更に絵を描いたら面白いのではないかと思い、ビー玉アートを始めました。本業が看護師なので、ビー玉アートなどは、『スクイグル法』というアートセラピーの一種で医療の現場でも使われることもあり、身近にあったこともきっかけのひとつです」
ーーSNSの反響について、いかがでしょうか?
「SNSの反響はすごく大きいです。『こんな描き方は初めて見ました』や、『想像力がすごい』など多くのコメントをいただきました。ビー玉アートを見て、絵のオーダーだったり、個展のお誘いもすごく増えてとても嬉しく思っています」
ーービー玉を転がしているときは、どんなことを考えていますか?
「転がすときは、何もイメージせず、無心で描いています。無心の方が、ビー玉が描く本来の直線や曲線をきれいに描くことができるからです」
ーーアートを作成しているなかで、一番難しいのはどの段階でしょうか?
「難しい点は転がしたあと、何の動物に見えるかイメージをするところです。何度も転がしてイメージしていると、似たような動物に見えることが多くなってくるのでファーストインスピレーションを大事にして、いろいろな動物を描けるよう心がけています」
ひとつのビー玉からできあがる、驚きのアートに多くのコメントが寄せられました。
「センスがぶっ飛んでますね...色の使い方がオシャレすぎます!」
「すごい!私なら思いつきません!」
「おわっ!こんなアートもあるんや?気が付かされた感!しかも…鶴になった!天才ですね」
「初めて見たけど衝撃でした…!」
「ここからどーやったら!?と、不思議に見ていましたが、すごく素敵な作品が!」
Instagram(@eto._.art)では、ビー玉で描く、見ていると心が躍るような、世界にひとつしかないetoさんの様々な作品を見ることができます。