忙しい社会人は食事の時間さえも限られるシーンがあります。慌ただしい状況でも、デキる社会人はどう振る舞うべきか。最適解をコミカルに描いた秋野ひろさんの作品『食事にもスピードを求められる全ての社会人へ…』がSNSで話題です。
同シリーズには「丁寧ならぬ暮らしアドバイザー」広野アキが登場し、日常のさまざまな場面で淡々と、しかし妙に説得力のある最適解を教えてくれるのが魅力です。舞台は牛丼屋、スーツ姿の広野は「社会人は急な対応がつきものです」と語り出し、「牛丼を頼んだのに10分以内に店を出ないといけない、そんな日もありますよね」と優しく語りかけます。
広野は「ご飯を残すという選択肢はありません」と真剣な面持ちで席を立ち、「勇者が龍を倒すために剣を握るように、私にもご飯を食べるための武器が必要なのです」と心の声が響きます。そして選んだ武器は、食券機で購入した「卵」と「とろろ」でした。量が増えて逆効果に見える選択ですが、「この2つを牛丼に混ぜ合わせることで食感が滑らかになり、書き込むように食べられます」と広野は力強く説明します。
牛丼を食べ終え、残ったのは熱々の味噌汁です。広野は「危険度はマグマとちょうど同じです」と真顔で語り、「自宅ならお水を足せますが、お店でやるのはお行儀が悪い」と続けます。しかし、その発想自体は正解と褒めつつ、彼が取った方法はまさかの「口内でブレンド」でした。
水を少し口に含み、その状態で味噌汁を飲むというものです。これについて、「味が薄まるのが不安かもしれませんが意外と大丈夫。少し齧るように飲むことで、豊かな風味を感じながらいただけますよ」と、最後まで丁寧すぎる食べ方講座が続き、物語は締めくくられるのでした。
同作は、東洋経済オンラインで連載中の作品『丁寧ならぬ暮らし』からの抜粋です。読者からは「最高すぎでした。もっと読みたい」や「とにかく好き」など、広野がオシャレ風に丁寧ならぬ暮らしを語る独特の雰囲気に魅了されているという声が寄せられています。そこで、作者の秋野ひろさんに同作について話を聞きました。
自分がかなりだらしなさそうだなと気づいたのがきっかけ
ー同作を描いたきっかけを。
友達と「人前ではできないけど別に良いと思ってる行動」について話してたときに、自分がかなりだらしなさそうだなと気づいたのがきっかけです。そういうネタを「丁寧ならぬ暮らし」として溜めて、テーマごとにマンガに描くことにしました。
ー同シリーズを描く際に気にかけていることは。
だらしないことは緩くきれいな雰囲気で描いた方がより面白くなると思っているので、なるべくオチのコマがきれいで優雅に見えるようにかなり調整しています。
―読者へのメッセージをお願いします!
かなりツッコミ待ちのユーモアを描いているつもりなので、Xなどでコメントいただけるのがすごくうれしいです!引き続きXでも東洋経済オンラインさんでも読んでいただけるとありがたいです。
<秋野ひろさん関連情報>
▽東洋経済オンラインで連載中『丁寧ならぬ暮らし』
https://toyokeizai.net/category/comic-teineinaranu-kurashi
▽書籍『丁寧ならぬ暮らし』(Amazon)
https://amzn.asia/d/18bz8Z8
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