師走を迎え寒さが増すなか、風邪のリスクが高まります。大正製薬株式会社(東京都豊島区)が実施した「風邪によるスーパーピンチ調査」によると、ビジネスパーソンが”熱で休みたい!”と感じる体温は「37.7度」が最多となりました。では、実際に“仕事を休んだ”体温は何度なのでしょうか。
調査は、直近1年以内に風邪を引いた全国の20~60代の有職者男女1200人(パートアルバイト含む)を対象として、2025年11月にインターネットで実施されました。
まず、「直近1年で風邪を引いたと感じた時期」を尋ねたところ、「10~12月」(46.8%)や「1~3月」(44.8%)に回答が集まりました。
回答者からは、「人が集まるところに出かけた」「寒さや冷え込み」という声や、「子供から風邪をもらってしまった」という声が聞かれました。
また、「今までに、11月、12月の年末イベント時期に風邪を引いたことがある」と答えた人は45.9%と半数近くに及び、仕事納めに加えて忘年会など、何かと忙しい年末の繁忙が、風邪を引く要因であることがうかがえました。
続けて、「熱が何度まで上がったら、仕事を休みたいと思いますか」と尋ねたところ、平均は「37.70度」、一方、「実際に仕事を休んだ際の体温」の平均は「37.84度」となり、休みたい気持ちをガマンして無理して働いてしまっている状況が推察されました。
なお、厚生労働省の基準でも37.5度以上は発熱とみなされるため、同社は「熱があると感じたときは無理をせず、症状が治るまで安静にしましょう」とコメントしています。