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小学校の個人懇談に着物で行ったら→「先生が萎縮する」「目立ちたがり」と炎上 再度挑戦したら…反応が激変、その理由は?

そんでなライターズ そんでなライターズ

子どもの小学校最後の個人懇談へ向かうために着物を自ら着付ける女性の様子を撮影した動画がTikTokに投稿され、注目を集めています。

投稿したのは、大阪で着崩し教室を主催しているshinobuさん(@shinobukimono)です。SNSでは普段着として身に纏う着物コーデや着付けのコツを発信しており、今回の動画では「素敵な着物母ちゃんコーデ」や「兵児帯の上品な使い方」などを紹介しています。

実はshinobuさん、昨年も個人懇談へ着物を着ていったのだそう。黒い帯を合わせたコーディネートの動画を投稿したところ炎上してしまい、様々なコメントが寄せられたといいます。

「着物で学校行事に参加することに抵抗がある方々から『先生が萎縮する』『目立ちたがり』といった声をいただいたり、コーディネートに対して『帯の色が良くない』とコメントをいただいたりしました。なので今回は帯に締め色を使わず馴染ませることで、優しい印象になるよう意識したんです」

昨年の視聴者からの反応を踏まえ、今回の着物コーディネートは「学校」という場に合わせて選んだと明かします。

「子どもが通う学校では保護者の服装は様々で、仕事着で来る方やカジュアルな服装で来る方が多いので、かしこまり過ぎないように、けれどカジュアルにもなり過ぎぬよう、兵児帯のデザインや結び方で上品に仕上がるようにしました」

兵児帯は柔らかい素材でできていることが多く、締めやすくふんわりとした可愛らしい結び方ができることから、女性の浴衣やカジュアルな着物に広く愛用されています。動画の中では、そんな兵児帯の帯板を使った着付けのテクニックも紹介。

「前結び用の帯板は帯を結んだ後に帯のみを後ろにまわすため、せっかく綺麗に整えてもまわす時に崩れやすくなります。しかし、表裏を反対にして帯板の滑りやすい面を体側にすることで、帯板ごと後ろにまわせるので、帯結びを崩さずキープすることができるんです」

また、学校内で着物姿が目立ちすぎないように工夫している点についても教えてくれました。

「着物自体に見慣れていない人も多く目立ちやすいので、髪型や小物をシンプルで飾りすぎないよう心掛けています」

この日の懇談では、着物を見た先生からは特に反応がなかったそうで、それがshinobuさんには好印象だったといいます。

「着物に対して反応があるのはもちろんうれしく思いますが、他の保護者の洋服に反応しないのと同じで着物だからと特に反応せず、子どもの様子を真剣に話していただけることに個人的に好感を持ちました」

shinobuさんは着物を日常に取り入れやすいように…と着崩し教室を主催していますが、「着物はハードルが高い」と感じている人はまだまだ多いでしょう。そんな人たちに向けて、着物との向き合い方についてアドバイスをもらいました。

「まだまだ着物に対して『着にくい』などマイナスイメージを強く持たれている人が多いですが、実はそんなことはありません。当教室の生徒さんからも『意外に敷居が低い』と驚かれます。リユース品なら洋服より安く手に入ることもあり気軽に始められますし、着物には着る人に柔軟に合わせられる対応力があるので、オーソドックスな着方だけでなく自分好みのスタイルを楽しむことができるのも魅力です。羽織るだけでもカッコよくキマるので、少しずつ取り入れていくのもオススメですよ。普段着として着る上で、『着物はこうあるべき』『こうしないといけない』ということはないので、自由に楽しんでいただけたらと思っています」

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