「なんて日だ!!!
無人販売はやめたくないから
戦うよ!」
岐阜県各務原市にて、自身の畑や家庭菜園で育てた野菜や果物の無人販売を行っている旅人さん(@tanemaki_ojisan)。
正当な支払いがされないまま、無断で商品を持っていかれてしまうこともあるといいます。
今年の11月3日にも、600円分の商品に対し、27円しか支払わず帰っていった人がいたとのこと。
旅人さんはその方に対して、怒りの声明を出しました。
「11月3日16:00にさつまいも500円、柿100円、合計600円に対して27円お支払いされた方。
後払いの不足分9973円のお支払い宜しくお願いします。
後払い1品5000円」
それをX(旧Twitter)に投稿したところ、13万のいいねが付く話題に。
「近所の方なんじゃ無いですかね?」
「ほんまさぁ〜安く売ってもらえてありがたいのにさぁ、平気でこんな事するのなんなん」
「日本の良さがどんどん失われていく......」
「他人が手間ひまかけたものを……」
「どんどんやってください。泥棒にかける情けなど無用」
リプ欄には、犯人に対する怒りや嘆きの声や、旅人さんを応援するコメントが多数寄せられています。
旅人さんによると、このような「野菜泥棒」の被害には、週1くらいのペースで遭っているといいます。容疑は3人ほど確認されており、うち1人は特定ができているとのこと。
防犯カメラを設置したり、警告を発したりして、被害は何とか減少傾向にあるそうですが、それでもまったくなくなったわけではありません。
なお、「後払い1品5000円」については、当初から店頭に明記しているといいます。
「実際に支払われたことはありませんが、リアリティある程度の金額にして(盗難の)抑止力に利用しています」
と、その理由について旅人さんは話されます。
◇ ◇
コロナ禍で前職の仕事が減った際、自宅に植えてあったプラムをフリーマーケットで販売したところ好評だったことが、家庭菜園や直売店開設のきっかけになったという旅人さん。
今回のように、泥棒などの被害に遭うリスクも高い無人販売ではありますが、それでもお客さんから「ありがとう」、「美味しいよ」と言ってもらえることが、活動を続けていく原動力になっているといいます。
卑劣な輩に屈することなく、これからも販売活動を続けていっていただきたいですね。
■旅人さんのX(旧Twitter)はこちら
→https://x.com/tanemaki_ojisan
◇ ◇
【追記】
後日公開された旅人さんのXのポストによると、以前より野菜を盗んでいた夫婦を無事検挙でき、「被害弁償と出入り禁止で一件落着」したとのことでした。
「(無人販売を)続けていけるために盗られないための工夫をもっとしていこうと思います」と、旅人さんは投稿内でさらなる決意を綴られています。