ロックバンド「神聖かまってちゃん」は10月14日、公式サイトを通じて「痴漢・迷惑行為に関する対応と今後の取り組みについて」と題する文書を発表し、ネット上で注目を集めています。
同バンドは「私たちは、痴漢や痴漢と疑われるような行為を含む、あらゆるハラスメント行為に断固として反対します」とし、発覚した場合は「警察への通報を含む厳正な対応を行い、被害を受けた方には可能な限りのサポートを行います。加害者には、演奏中断を含む法的・社会的責任を負っていただきます」と強く訴えました。
客席での異変を知らせる手段として、同バンドでは新たに、赤地に黄色い文字で「SOS」と書かれた画像を作成。スマホ版と紙版があり、掲げることでスタッフや周囲に伝えることができます(紙製のカードはライブ終了後に回収)。他にも監視人員の増員や防犯カメラの設置など、5つの方針を公表しました。
「ライブは、誰もが安心して楽しむための場所です。性犯罪や迷惑行為は決して許されません。私たちは『絶対に許さない』という強い立場を持ち、再発防止に向けて対策を強化してまいります」(同文書から)
発表を受け、メンバーのみさこさんも自身のXを更新。「痴漢だけでなく、近くに倒れた方がいたり、別の犯罪を見かけたりした場合などにもぜひ使ってください!」「演奏も止めちゃって当たり前に超大丈夫だからね」と呼びかけました。
同バンドは今年7月、東京都内で開催したライブ中に痴漢行為があったとして、公式サイトにお詫び文を掲載。「痴漢は犯罪行為であり、決して許されることではありません。対象者が判明次第、法的措置を検討いたします」とし、バンドの方針として「皆さまがこれからも安心してライブに参加していただけるよう、全力で取り組んでまいります」と表明していました。
今回の取り組みに対し、ネット上では「きちんと対策してくれてよかった」「しっかりした対応」「他のバンドのライブでもやってほしい」「痴漢は許せない」などの反応が相次いでいます。