人懐っこく、みんなに「なでてもらいたい犬」にとって、散歩は家族以外の人間と出会える絶好のチャンスだ。
そんな「なでてほしい犬」と「犬が好きな人」が出会えるアプリがあれば…という声がX(旧Twitter)で話題になった。
すでに同様のサービスは開始されており、散歩中の愛犬の位置情報をアプリに登録すると、近くにいる犬の散歩仲間や、犬をなでたい人間がマッチングできるという。
だが、こういった犬とのマッチングアプリについては、位置情報の危険性を指摘する声が多い。
安全対策がされていても、「純粋に犬が好きな人」なのか「悪意がある人物」なのか、アプリ上で判断するのは不可能だからだ。
「犬をなでたい人」にアピール
「実際にアプリの開発が進んでいるようだけど、世の中には犬が嫌いな人もたくさんいるので居場所を知らせるのは危険かと…。メッセージワッペンがオススメだよ。街に放たれてる犬をなでたい人がオモロいくらいに釣れる」
そうつぶやき、リードに「メッセージワッペン」をつけて散歩をする愛犬、ミルモくんとポンくんの可愛い後ろ姿をXに投稿したミルモとポン!(@mirumo__pon)さん。
「なでる手」の絵と「YES」の文字が記され、「なでて」のメッセージが一目でわかるワッペンをつけた散歩の様子は、578万回以上表示され、6万1千以上のいいねがつくと共に、共感の声が殺到した。
確実に”釣られる”自信しかない
「確実に釣られる自信があるw」
「私は街に放たれた犬好きゾンビです。ワッペンとても良いです。もちろん無礼者にならないように、ちゃんと自分の手の匂いを嗅いでもらってから触らせてもらいます」
「ワンちゃんがなでて欲しそうでも、飼い主様が嫌な場合もあるので、このワッペンがついてたら飼い主様に話しかけやすいです」
「これを知った日の帰り道、リードにこのワッペンつけた犬とすれ違って2度見してたら飼い主さんが声をかけてくれて、私は無事犬をなでることができた」
幸せそう!「なでてほしい犬」と「犬好きさん」
ミルモとポン!さんにお話を聞いたところ、2歳になるポメラニアン×ペキニーズの男の子、ポンくんと、1歳7ヶ月になるポメラニアンの男の子、ミルモくんは、「人になでられることが大好き」なのだという。
「人とすれ違うたび、立ち止まってニコニコとなでてアピールをするのですが、8割方スルーされてしまい…そんな様子を見て、なにかいいアイテムはないかな~と調べ、メッセージワッペンにたどり着きました」(ミルモとポン!さん)
以降、ワッペンを見た方から、「なでていいですか?」「私も犬を飼ってるんです」と、声をかけられることが増えたそうだ。
「なでてほしい犬も、犬をなでたい犬好きさんも、互いが幸せそうで、見ていてなごみます。なでてくれる顔見知りさんが増え、犬たちも覚えているのか、お散歩中に見かけるとニコニコと向かって行き、ゴロンとおなかを出すようになりました(笑)」(ミルモとポン!さん)