「今飲食店で会計したらお釣りの千円札がすごかった。OB会かな」
comociaさん(@clay_and_play)のX(旧Twitter)の投稿が、21万のいいねが付く話題となりました。
この日、comociaさんが訪れたのは、東京都内にあるパスタチェーン店。ひとりでランチをして、レジで精算。五千円札を出しましたが、手渡されたお釣りの千円札に思わず二度見してしまったといいます。
なんと、手渡された千円札すべての柄が違っていたのです。
2024年7月より、わが国の千円紙幣の表面には、近代日本医学の父・北里柴三郎氏の肖像が印刷されています。それ以前にも、名だたる偉人たちの肖像が歴代の紙幣に採用されてきました。
現行の北里柴三郎氏とその前の野口英世氏の千円札(2004年より発行、現在製造は終了)は見る機会が多いですが、さらにその以前の夏目漱石氏が印刷されたもの(1984年~2007年)はなかなかお目にかかれなくなりました。
ですが、この時は、3世代にわたる千円札が勢ぞろい。
comociaさんは、この状況について「OB会かな」と表現。「漱石君だけ謎にピン札」という状況も面白く感じたようです。
そんなcomociaさんのポストのリプ欄にも、たくさんの反響がありました。
「少し前の歴代キャラが登場する
映画版のプリキュア状態だなww」
「夏目パイセンめっきり見なくなったなぁ」
「こうやって3枚並べてみると…夏目漱石の1000円札が一番しっくりくるし分かりやすい気がする」
「こうやって並べてマジマジ見てると夏目さんって顔立ちが整いすぎてるな…俳優さんみたい」
また、「私も去年同じことが起きました」、「最近、夏目漱石の千円札が妙に出回ってないですか?」など、自分も最近旧札を見る機会があった、という声も。
さらに、その以前(1976年~1986年)に千円札の肖像に採用されていた伊藤博文氏を挙げ「ここに足してあげたいです!」という方もいました。たしかに、4世代の千円札がそろえば、もっとめずらしい状況になりましたね。
――お釣りを渡された時の状況について。
comociaさん:忙しい時間帯だったのもあり、対応してくれた店員さんは気付いていない様子でした。こちらも一人だったので時に大きなリアクションをすることはありませんでしたが、内心とても興奮していたので店を出てすぐに写真を撮り家族や友人に報告しました。該当ポストもその時に投稿しました。
――3世代のお札がそろうのは、なかなか珍しいのでは?
comociaさん:記念に保管しておくような事もなかったので、2世代前のはほとんど見る機会はないですね。夏目漱石のお札を見るのもかなり久しぶりで、懐かしい気持ちになりました。
現在発行中でないお札も使用可能
日本の千円札ですが、表面に日本武尊と建部神社がプリントされた甲号券、聖徳太子がプリントされたB号券、伊藤博文氏がプリントされたC号券、夏目漱石氏がプリントされたD号券、野口英世氏がプリントされたE号券、そして北里柴三郎氏がプリントされたF号券と、これまでに6種類が製造されてきました。
現在(2025年10月現在)発行中なのはE号券とF号券ですが、他の千円札も甲号券以外は法律上有効とされており、使うことができます。
なお、五千円札・一万円札もこれまでにC~F号券と、それぞれ4種類発行されていますが、千円札と同様にいずれも法律上有効とされています。
◇ ◇
今回、お札にまつわる投稿が話題になったcomociaさんですが、普段はアイドルグループ「ももいろクローバーZ」や、エポック社が発売する玩具「シルバニアファミリー」などの“推し活”を趣味とされています。
「育児や家の事でストレスが溜まる事が多いので、ライブやイベントに行く、グッズを買って自室に飾るなどして、推し活で発散してメンタルを整えています。シルバニアは子供がきっかけでハマったので、子供と一緒にテーマパークやイベントに行く事が多いのと、自室に人形を飾り撮影したりして楽しんでいます」(comociaさん)
■comociaさんのX(旧Twitter)はこちら
→https://x.com/clay_and_play