「これはひどいね、すぐ手術」…小1娘が学校で骨折で全治3カ月、不自由な日々を乗り越えた母子の記録【漫画】

海川 まこと 海川 まこと

はしゃいでいるうちに転んだりどこかにぶつかったりと、子どもにケガは耐えません。そんな子どものケガについて、柿ノ種まきこさんの作品『小1娘骨折〜完治まで』では、柿ノ種さんの娘・なごみちゃんが転んで骨折し、完治までの日々が描かれています。

ある日、柿ノ種さんが学校になごみちゃんを迎えに行くと、慌てた先生から「なごみちゃんが転んでしまって!体育館にいます」と告げられました。駆けつけると、なごみちゃんは横になったまま大泣き。肘が抜けたのかと思いつつ、泣き方がいつもよりひどいと感じ、急いで整形外科まで車で連れて行きました。

診察の結果は、まさかの骨折。先生から「これはひどいね」といわれるほどの状態で、すぐに手術となりました。その後、手術は無事終了し、なごみちゃんは入院することに。入院中、なごみちゃんはマイクラの動画をひたすら見て過ごしていたといいます。

退院後のギプス生活では、水に濡らさないよう生活するのが一苦労。お風呂は腕を上げたまま入り、髪の毛は洗面台で洗っていました。服もギプスに合わせて工夫が必要で、大きめのトレーナーを買ったり、肌着の一部をカットしたりして着ていました。ランドセルは背負えないので、手提げのカバンで学校に通っていたといいます。

病院への通院は週に1回。ギプスの一部を外して手術跡とピン(金属棒)が刺さっている箇所を消毒してもらいました。そして迎えたギプス卒業の日。カッターでギプスが切断され、約3カ月におよんだ不自由な生活がようやく終わります。リハビリはイケメンのお兄さんが担当し、なごみちゃんは緊張しながらも楽しそうに取り組んでいたそうです。

そんな同作について、作者の柿ノ種まきこさんに話を聞きました。

ギプス生活、どうやって乗り越えた?

ーなごみちゃんはなぜ骨折してしまったんですか?

小学校のレクリエーション活動中だったので私が実際に見てはいないのですが、体育館で鬼ごっこをしていて転倒したそうです。おそらく腕から着地してしまい、当たりどころが悪く骨折に至ったのだと思います。

ーギプス生活はどうでしたか?

わたしも夫も手足の骨折経験がなく、ギプスってどんなものだっけ?というところからでした。あと、患部の消毒のためにギプスにカッターで穴を開けるのですが、このカッターの見た目と音が怖かったのか、なごみは泣いて嫌がりました。こういった処置のたびになごみが辛そうにしていたり、我慢をして耐えていたりするのを見ているのが親としては精神的に辛かったです。

ーギプス生活中のなごみちゃんはどのような様子でしたか?

着替えやお風呂が一人ではできず、大変そうでした。片手が使えないと食事やトイレも時間がかかりますし、もちろん体育もできない…

少しずつフラストレーションが溜まっていたようです。元気がなかったり怒りやすくなった時は、腕を使わなくても楽しめる水族館や動物園へ出かけました。

ー完治したあとはリハビリをどのくらいしたのですか?

全治3カ月はギプスを1カ月半装着し、残りの1カ月半でリハビリをするという感じでした。リハビリは最初から最後まで同じ療法士さんが担当してくださり、その方がイケメンお兄さんでした。

なごみは初日からすっかりお兄さんと打ち解けて、リハビリの日は「イケメン先生に会えるね!」と楽しみにしていました。憂鬱な通院を楽しい会話で楽しみに変えてくれた優しい療法士さんに感謝です。

<柿ノ種まきこさん関連情報>

▽連載作品『アラフォー主婦の“我慢しなくていい”お菓子』(ufu.)
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