老舗駅弁メーカー淡路屋(本社、神戸市東灘区)は10月1日、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」のイラストを採用した「EXPO2025 ミャクミャク ひっぱりだこ飯」(税込み1980円)を発売する。
タコつぼを模した陶器製の器が人気の駅弁「ひっぱりだこ飯」の限定バージョン。器の色は白色。器の3カ所に3通りのポーズを取るミャクミャクがデザインされている。器の縁には青色で書かれた「ミャクミャク」の文字も。
味は通常版と同じで、醤油飯の上にたこ旨煮、穴子煮、菜の花煮、椎茸煮、人参煮、たけのこ土佐煮、錦糸玉子、たこ天を盛り付けている。
販売は淡路屋全店、淡路屋オンラインストアなど。数量限定。15000個。
◇
一部店舗では9月18日から先行販売が始まったが、午前中で当日分が完売する店が続出。SNS上では「なにこれめっちゃかわいい」「かわいすぎる」「ミャク様がタコつぼに」「新幹線乗る前に偶然買えた」「残り1個買えました」「行列できてた」などと大きな話題に。
先行販売の実施店は、「淡路屋」新神戸店、神戸駅店、西明石店、ピオレ明石店、鶴橋店、「新大阪駅・新幹線改札内PLUSTA Bento」(中央・乗換・南改札)、イベント「旅弁当 駅弁大会」(新大阪駅2階アルデ広場)など。詳細は同社公式サイトで。
◇
ひっぱりだこ飯は1998(平成10)年、明石海峡大橋の開通を記念して発売。JR西明石駅(兵庫県明石市)の名物駅弁に。関西では食べ終わったあとの容器をペン立てや収納グッズとして再利用する人が多く、「ひっぱりだこ飯の容器、家で使いがち」などと言われている。