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日本で唯一のチベット医が体験した驚きの大学生活! 命懸けの薬草実習、医学書を5時間暗唱する卒業試験に乱入したものとは...!?

クラブTVO編集部 クラブTVO編集部

チベットの伝統医学を学べる大学がインドにあることを知っていますか?山の中で命懸けの薬草実習をしたり、医学辞典を丸暗記して挑む卒業試験があったり!?さらば青春の光の二人が、『僕は日本でたったひとりのチベット医になった』(径書房)の作者・小川康さんに根掘り葉掘り聞いていきます。小川さんは、なぜ、外国人として初めてチベット医となったのか…。そこには意外な理由が。

現実逃避の軽い旅のつもりが、10年かけてチベット医学を習得することに!

(東)チベット医学を学ぶことになったきっかけは?

(小川)自分で薬草を採り、薬を作って患者に届けたいという夢があったんですが、薬機法の都合でできない。できるとこがないかと思っていた時に、たまたまチベット医学の本に出会いました。その後バックバッカーブームに乗り、チベット医学を学ぶという口実で3カ月くらいの旅のつもりで向かったはずが、10年も過ごすことになったんです。

(森田)現実逃避やったんや!(笑)

言語はゼロ。現地で小中高の教科書から勉強し、倍率10倍の医学大学に合格!

(小川)私が勉強したのはインドのダムサラで、デリーから北に500km、標高は1800mぐらい。チベットの亡命政府があり、チベット人たちが固まって暮らしている場所です。 

(森田)29歳で小中高の教科書から勉強したんですね

(小川)言語は全くゼロで、行きの夜行バスで隣にいるチベット人に話しかけて、1から10までをダラムサラに着くまでに覚えたのが最初です。 

(森田)そこから2年でチベット医学暦法大学・メンツィカンに合格?

(小川)倍率10倍以上でしたね。年齢制限もあったのに「いいから受けてみなさい」って言われ、燃えましたね(笑)。

(森田)現実逃避してたくせに(笑)。

(東)入学して、寮に入ったんですか?

(小川)4、5人の相部屋で、いわゆる僧院の様な生活でした。外出もかなり制限されましたね。 

(東)でも34歳に、「学ぶことに虚務感を覚えて突然。休学する」。何してんですか(笑)。

(小川)このまま勉強して、これ何になんのって(笑)。

(東)いやいや、遅いわ!

(小川)もうむちゃくちゃ考えましたね。正直、普通に結婚もしたかったですし(笑)。ずっとフル回転で勉強してきて疲れたんです。

(森田)京都に帰ったんですか?

(小川)左京区のおばあちゃんがやってる古い下宿に潜伏しました(笑)。

(東)で、35歳で思い直して復学するんですね。

(小川)同級生が帰ってこいってメールや手紙をくれましたが、結構かっこよく出てしまった手前、どんな顔して帰ればいいかと思って(笑) 。

(森田)手紙来てる時点で潜伏先バレてるやん!

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