夏休みの自由研究で「うさぎは1日にどれくらいうんちをするの?」というユニークなテーマを選んだ小学4年生の女の子が、SNSで大きな注目を集めています。
研究対象は、家で飼っているホーランドロップイヤーの「ベル」ちゃん。1週間にわたり、昼12時から翌日の昼までの“1日”を区切りとして、うんちをひとつひとつ割り箸で拾い、並べて数えるという地道な作業を続けました。結果は毎日300個以上。「200個くらいかな」と思っていた予想を大きく上回りました。
1日でまとめた力作
レポートのまとめは丸1日がかり。「絶対に今日で終わらせる!」と集中し、時に気が散りながらも最後までやり遂げたそうです。親御さんによると「1週間続けるのは大変だったけど、やり切った達成感があったようです」と振り返ります。
観察から学んだこと
ベルちゃんが毎日たくさん食べ、たくさん飲み、そしてたくさんうんちをしていることを数字で確認できた今回の研究。娘さんは「健康のバロメーター」としてのうさぎのうんちに、改めて目を向けるきっかけになったようです。将来の夢は獣医。「普段のお世話の延長にある研究でしたが、日常の観察を続ける中で、その夢を持ち続けてくれたら」と親御さんも期待を寄せます。
SNSでの“先生代わり”の評価
この研究内容がX(旧Twitter)に投稿されると、「自由研究のお手本になる」「大学生にも参考になるレベル」といった称賛の声が相次ぎました。
特に印象的だったのは、同じうさぎ飼いから寄せられた「気になっていたけど数えたことがなかった。参考になった、ありがとう」というコメント。さらに、Excelでグラフ化して分析した人まで現れるなど、多くの人が研究に共感し、真剣に評価しました。
親御さんは「先生からのコメントがなかった分、SNSでたくさん褒めてもらえて娘もうれしかったと思います」と語ります。
次なるテーマは?
次の研究テーマは未定ですが、親御さんは「今回省いた“盲腸便”について調べるのも面白いかも」と話しています。娘さん自身も「自由研究かは分からないけれど、ベルを大切に観察し続けたい」と答えているそうです。
地道な観察と丁寧な記録から生まれた今回の研究。小学生の自由研究が、インターネットを通じて多くの人の関心を集め、専門的な視点からも評価されることは珍しいことです。獣医を目指すという夢に向かう彼女にとって、大きな自信となることでしょう。