画家として活動する晴夏 haruka(@_harenatsu)さんがXに投稿した1枚の写真が、「ちょっと夏の初めに泣かせないでよ」「と………尊い……!!」と話題を集めています。それは、長年眠っていたニンテンドーDS用ソフト『おいでよ どうぶつの森』の画面。15年ぶりに起動したゲームの中に残されていたのは、小学生だった頃の自分から未来へ宛てた、夢を応援するメッセージでした。時を超えて届いた言葉と、その夢を叶えた現在の姿に、多くの感動の声が寄せられています。
きっかけは「あつ森」ブーム、15年ぶりに起動したDS
きっかけは5年前、社会現象ともいえる大ブームを巻き起こしていた『あつまれ どうぶつの森』でした。当時、実家に帰省していた晴夏さんは、ふと昔遊んでいたニンテンドーDSと『おいでよ どうぶつの森』の存在を思い出したといいます。
「15年ぶりに『おいでよどうぶつの森』を起動したのは今から5年前の事なのですが、当時『あつまれどうぶつの森』が大ブレイク中のタイミングで実家に帰省したので、ふと思い立ってプレイしてみました」 (晴夏さん)
少しの懐かしさと軽い気持ちで電源を入れたDS。しかし、ゲームを始めると、晴夏さんは予想もしなかった過去からのサプライズを受け取ることになります。
「はるかへ がんばってがかになってね」
ゲーム内の郵便ポストに届いていた一通の手紙。差出人は、なんと過去の自分でした。「はるかへ がんばってがかになってね」
そこには、拙いながらも真っ直ぐな言葉が綴られていました。画面に表示されたメッセージを読んだ時の気持ちを、晴夏さんはこう振り返ります。
「そのメッセージを書いたことは完全に忘れていたので少し驚きましたが、当時から画家になる事が夢でした。幼少期の自分から背中を押されたような気持ちになりました」 (晴夏さん)
ものづくりが好きだった少女の夢
幼少期の晴夏さんにとって、『おいでよ どうぶつの森』はどのようなゲームだったのでしょうか。
「幼少期から、お絵描きを始めとして 何かを創る事が大好きだったので、自由に自分の島をデザインできる事がとても楽しかったです。ほのぼのした雰囲気も好きでした」 (晴夏さん)
自分の村に家具を配置したり、服や帽子をデザインしたりと、自由な創造性を発揮できるのが『どうぶつの森』シリーズの大きな魅力です。絵を描くことが好きだった晴夏さんにとって、ゲームの世界は一つのキャンバスだったのかもしれません。
現在、画家として活動している晴夏さんに、どのような作品を制作しているのか聞いてみました。
「特に意識的にジャンルを絞ったりはしていないのですが、動物や風景の絵を描くことが多いです。作品を制作する上で大切にしている事は、楽しく描く事です」 (晴夏さん)