「お好み焼士の資格の取り方をいろんな人に聞かれるから、ツイートにまとめておきます」
オタフクソース公式（@Otafuku_s）によるX（旧Twitter）へ投稿が話題に。「お好み焼士の資格」という謎ワードに、コメント欄は大いに盛り上がりました。
「お好み焼き士の資格の取り方やて！」
「地道にいい、ジワジワくる」
「オタフクソース館みたいな名前のとこがテレビで出てた時、この資格調べたんだけど、おもろかったな」
「試験が広島弁らしいwww」
「オタフクの営業は本当にお好み焼き焼くの上手いんだよ…と上司がしみじみ語ってた」
「こんな資格が…それでこの前の試食販売の人（社員です！って言ってた）本当に美味しいお好み焼き焼いてくれたんだ～」
しかし、この投稿には続きがあり……
「まず入社します」
取得するには、いきなり高いハードルがあることも発覚！
「サラッと『まず入社します』と仰る中で、ソレが最大の関門である」
「入社！」
「入り口むず！」
「動力車操縦者運転免許並みの難易度では？」
どうやら社員に向けた資格のようです。
資格取得に諦めつつも、コメント欄を読み込むと「一般人が取得できる資格もありますよね」との記載も。資格についてオタフクソースの広報ご担当者の方に伺いました。
意外と難関！？上級マイスターは全国で３名のみ
ーー「お好み焼士」とは、どういうものですか？
「これは当社の社内資格で、お好み焼の知識や技術を習得することを目的としております」
ーーXへの投稿内に「初級」と書かれていましたが、資格は何段階に分かれているのですか？
「インストラクター（初級）、コーディネーター（中級）、マイスター（上級）という3段階に分かれており、各級ごとに筆記と実技の試験があります。ちなみに、マイスター取得者は現在3名しかいない難関です」
ーー社員のみの資格とのことですが、なぜ資格制度があるのですか？
「社員のスキルアップとして実施しています。当社は、お好み焼のソースを主力とするメーカーですが、お好み焼自体を広める活動にも注力しています。営業などさまざまな業務においてお好み焼に関わるので、資格取得を通してお好み焼に関する知識と技術を身につけてほしいと願い、実施しております。実際に仕事で役立つ場面も多いです」
ーーちなみに、資格を取得するためには、どんな技術が必要ですか？
「レシピを理解することはもちろん、それを手際よくできるようにしっかりと身に付ける必要があります。初級の実技テストの合格は、広島お好み焼・お好み焼を、鉄板を使用して、当社推奨の焼き方で手際よく作ることが基準となります。
また、中級になると、お好み焼に関する全般的な知識を有し、社内外に対して養成指導ができる技能が求められます。実技では、焼きながら試験官の質問にも回答していくので、より深い知識と高い技術が必要です」
ーー社員の方だけではなく、一般の人も取得できる資格はありますか？
「資格の取得は社内のみになっておりますが、お好み焼店を開業されたい方に向けた『お好み焼店開業研修』を別途開催しています。1年以内に開業予定の方向け（有料）と、検討中の方向け（無料）の2種類ございます。詳しくは弊社ウェブサイトに紹介しております」
ーー店を開くつもりがなくても、受けられる講座はありますか？
「Wood Egg お好み焼館（広島市・西区）や、おこのみスタジオ（東京都・江東区木場）では、一般の方に参加いただけるお好み焼の体験教室を定期的に開催しています。
ホットプレートで美味しくお好み焼を焼くコツを作りながら知ることができ、またWood Egg お好み焼館には、お店のような鉄板を使ったお好み焼体験教室もあり人気です。
小学1年生以上から参加可能な教室（中学生以下のお子さまは大人の同伴が必要）、18歳以上の大人向けの料理教室など、さまざまな方に参加いただけるイベントもありますので、ウェブサイトからご確認ください。
広島の本社工場見学やお好み焼のミュージアム見学も実施していますし、広島駅直結の施設には、鉄板で広島お好み焼づくり体験ができる『OKOSTA』も。こちらはアクセスが良いので、旅行時にもおすすめです」
焼き方のコツを知ることができれば、もっと美味しく焼くことができそうですね。いつか広島本社へも行ってみたい！
オタフクソース
https://www.otafuku.co.jp/
