防犯上、気を付けたい鍵の管理。
しかし鍵は本体を持っていなくても、刻印されているメーカー名や番号さえわかれば複製できてしまうタイプのものが多い。
そこで今、SNS上で注目を集めているのが、"勝手に合鍵を作られないようにするシール"。
動画で件のアイテムを紹介したPC周辺機器やオフィス家具などを取り扱うサンワサプライ株式会社直営通販サイト「サンワダイレクト」の公式アカウント(@sanwadirect)の投稿が大きく拡散されているのだ。
鍵の持ち手部分に刻印されている情報を覆い隠し、複製を防ぐこのシール。管理用の番号が印刷されており、また剝がすと跡が残るので非常に扱いやすい。
サンワサプライの担当者にお話を聞いた。
ーーこの商品が開発された経緯をお聞かせください。
担当者:2016年ごろに起きた「不正合鍵作成による住居侵入事件」の報道に接し、「鍵番号が見えないように隠されていれば防げた事件だったはずだ」という強い想いを抱きました。この事件をきっかけに、弊社では製作工場とともに、鍵番号を見えないようにするためのセキュリティシールの開発に着手しました。
ーー商品としてのポイントは?
担当者:「鍵番号が他者に見られたことがわかること」「鍵のサイズに合わせてカットが可能であること」「別のシールの貼り替えを防ぐために連番が印字されていること」という条件でシールの製作にあたりました。これらが不正な合鍵作成を防ぐための大きな特長であり、この製品のポイントです。
事件当時から時間が経過し、「鍵番号が分かればネット上で合鍵がつくれる」という情報が一般に広がったことで、鍵番号の盗み見による事件も頻発するようになっています。これ以上、同様の事件の被害者を増やさないために、「鍵番号は隠す」が社会に浸透するよう本製品を通じて広めていけたらと思います。
ーーご投稿に対し大きな反響がありました。
担当者:先日ご紹介した「鍵の複製防止用セキュリティシール」に大きな反響をいただき、多くの方の関心の高さを実感しました。ユーザーの皆さまの反応を見ると、このような対策アイテムの存在自体をご存じない方も多く、防犯意識を高めるきっかけになればと願っています。
ただし、この製品だけで完全に安全が確保されるわけではありません。日ごろから鍵の管理を丁寧に行っていただくことが何より大切です。近年では、鍵の形状や番号を撮影され、無断で複製される被害も報告されています。不審な動きに早く気付けることは、防犯において非常に重要です。
常に鍵を持ち歩くのが理想ではありますが、現実的にはそうもいかない場面もあるかと思います。そうしたときに備える手段のひとつとして、セキュリティシールをご活用いただければと思います。
◇ ◇
SNSユーザー達から
「番号知ってるってだけで合鍵作れんのがヤバくない?」
「昔レンタル中古CDについてたシールの原理だ!」
「男女問わずたまにリュックとかに鍵ジャラ付けしてる人見かけけて勝手に肝冷えてるんだけど、ほんとこの対策、絶対にしといた方がいいと思う。丸見えの番号から知らぬ間に複製されても自分じゃわからんし。」
など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。
話題のシールは「鍵複製防止セキュリティシール」(品番:SL-5H-5)という商品名で販売中。ウェブ通販でも扱われているのでご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
サンワサプライ株式会社関連情報
サンワサプライ株式会社HP:https://direct.sanwa.co.jp/
直販サイト「サンワダイレクト」HP:https://direct.sanwa.co.jp/
Xアカウント:https://x.com/sanwadirect
「鍵複製防止セキュリティシール」商品ページ:https://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/SL-5H-5