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女子大生が週1回だけ開く“会話が生まれるカフェ”が話題 「来たときよりも仲良く」の仕掛けに初日から大反響

山陽新聞社 山陽新聞社

 岡山市中心部にある奉還町商店街の一角に、ノートルダム清心女子大(同市)の学生が運営するカフェがオープンした。スイーツやドリンクを提供するだけでなく、利用客同士が交流できる仕掛けも用意。友だちとの仲を深めたいー。そんな人にぴったりの場所となりそうだ。

 店名は「Cafe Connect」。商店街にある「地域交流ステーション verde」の1階を週1回、間借りして開く。運営するのは、経営学を実践的に学ぶゼミに所属する3年生3人。人が集まる場所をつくり、商店街のにぎわいにつなげようと企画し、昨年10月ごろからゼミの時間を使って開店準備を進めた。

 特徴は各テーブルに置かれた対話カード。「カラオケの十八番は」「やってみたい習い事は」など多様なテーマが記されており、テーブルを囲んだ人同士で会話するのがルール。関係が一気に深まったり、相手の意外な一面に触れたりできる。3年河原佑菜さん(20)は「来たときよりも仲良くなって帰ってほしい」と願う。

 メニューは、パンケーキやパフェなど3種類、ドリンクはコーヒーや紅茶など4種類ある。特にベリーソースと生クリームをたっぷりと使ったパンケーキがお薦めという。

 オープンは6月26日。初日は7組10人が来店した。想像以上の反響に厨房は大忙し。材料が足りなくなるハプニングやスムーズに提供できない場面もあったが、お互いに声をかけ合って、最後まで笑顔で接客した。訪れた人たちはスイーツの写真を撮るなど思い思いのひとときを楽しんだ。

 大学の先生に誘われ、友人と3人で訪れた同大2年の中村綾那さん(19)は「同じ大学の先輩の行動力に驚いた。対話カードで、友人の知らない部分を知ることができた。また来たい」と話した。

 3年小栗紀香さん(22)は「訪れた人の笑顔があふれる店にしたい」と意気込む。毎週木曜営業、時間は午後3時半~6時。夏休み期間中は休業する。詳細はインスタグラム(cafe_connect_2340)。

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