2025年秋に放送が始まるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』に、池脇千鶴さん(43)が出演することが注目されている。
池脇千鶴さんは朝ドラ出演は2001年後期の『ほんまもん』でヒロインを務めて以来となる。池脇さんは『ばけばけ』で主人公を担う女優高石あかりさん(22)の母親役を演じる。
『ばけばけ』は、外国人の夫・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と共に、「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語となる。ヒロインは実在の人物である小泉セツ(1868―1932)をモデルとしつつも、大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描かれる。ドラマの原作はない。
『ばけばけ』公式インスタグラムでは、池脇千鶴さんは主人公トキの母、松野フミ役の役柄について「出雲大社の上官の家で育ち、出雲の神々の物語や生霊・死霊の話、目に見えないモノの話に詳しく、トキにもよくお話を聞かせてあげる。トキのお話好きはフミ譲り」「トキの幸せを誰よりも願っている。時代の変化に戸惑いながらも、内職で家計を支えるしっかり者で、トキと松野の男たちを優しく見つめる」と紹介した。
池脇千鶴さんは「20数年ぶりの朝ドラ。体力がもつのか心配です(笑)」「『ばけばけ』は、明るくて楽しくて、肩の力を抜いて観られるドラマだと思います」「わたしもまだ先の展開は分かりませんが、今からドキドキワクワクしています」「テレビの前の皆さんも、毎朝楽しみに観ていただけるよう精いっぱいフミを生きようと思います。どうぞよろしくおねがいいたします!」とコメントしている。
SNS上では「いい意味で俳優として味が出て来ましたね」「優しい雰囲気全開なお母さんのイメージ」「キャスティングがガチ」と円熟味を増した雰囲気をたたえる声が寄せられたほか、「ほんまもん以来!」「おかえりなさい」「ヒロインからその母に」と朝ドラへのカムバックを歓迎するコメントが相次いだ。