犬と猫、それに亀。動物に囲まれた生活が日々を潤してくれる。
「娘のところで生まれたチワワとトイプードルのミックスが3匹。これで犬は4匹になりました。それに加えて猫1匹に亀1匹。亀に至っては20年くらいの長生きで、本当に万年生きそうです」
映画『「桐島です」』(7月4日公開)に出演した俳優・高橋惠子(70)の1日は、ビーグルの散歩から始まる。
ツンデレなペットたち
「毎朝1時間くらい散歩。今日もこの取材の前に行ってきました。散歩しながら話しかけたりしているから、よく聞いているし、言葉も少しは理解しているのかな。動物は人間同士とはまた違った癒しを与えてくれます。女優でもない、母親でもない、妻でもない、単なる生き物としての一対一のやり取りができるような気がします。それがとても心地よい」
飼っている動物たちとの関係性は、高橋曰く「対等」だというが…。帰宅時のエピソードを尋ねると思わずクスっとなる。
「私が『ただいま~』と玄関に入って来るとやって来るのは猫だけ。しかもチラっと私を見て横切るんです。まさに素通り。生まれたばかりの3匹の犬はケージの中で喜んで大騒ぎするけれど、ビーグルの方は伴明さんの横で寝ていて起きても来ない。だいぶ時間が経ってから『あ、帰ってきたんだあ』みたいな顔をして私を見る」
孫は6人
そんな動物たちのほかに、76歳の夫、そして近所に住む娘夫婦、0歳から22歳まで一男五女の計6人の孫がいる。にぎやかな毎日が元気ハツラツの秘訣だろうか。
「人生100年時代と言われているので、まずは100歳まで生きるのが目標。最終的には103歳まで。…と思っていたけれど、最近になって人間は120歳まで生きられるという話を聞いたので。その都度で目標寿命を更新していきたいです」
身も心も活力に溢れている。