子供の趣味や好きなものを応援してあげたい気持ちは、親なら誰しも感じるものです。しかし時と場合によってはどうしても応援してあげられないこともあります。Instagramでお役立ち情報や漫画を投稿しているまめねこさんの作品『想像の100倍だった話』では、息子が欲しがる意外なものについて語られています。
まめねこさんの次男は虫が大好き。なかでもアリに興味津々で、女王アリが出てくる時期は毎日アリ探しに没頭していました。そんなある日のこと、次男はまめねこさんに「欲しいものがある」と相談します。話を聞いてみると、次男は目を輝かせながら外国のアリ「ミツツボアリ」の魅力を熱弁するのでした。
次男が欲しいと言うミツツボアリについて、まめねこさんはさっそくネットで調べます。するとミツツボアリの女王の相場価格は、1匹で4万5000円であることが判明。あまりの高額に驚いたまめねこさんは、「他のアリはどうかな?」と他に欲しいアリはないか次男に聞きます。
すると次男は少し考えて「パラポネラ」というアリも欲しいと提案するのでした。こちらも値段を調べてみると、24万2000円とミツツボアリよりも高額だったのです。次男を応援したいまめねこさんですが、高額すぎることから思い切って購入というわけにはいきません。
どうしてもミツツボアリが欲しい次男は、値段を理由に断られても「お誕生日プレゼントならいい?」引き続きおねだりを続けているようです。同作の最後に描かれたまめねこさんからの「皆さんならどうしますか?」の問いに対し、読者からは「大人になったら自分で買ってねって言います」「うちでは何かを飼う時に図鑑でその生き物の寿命を確認し、うちで飼うと子孫が残せないや絶滅してしまうかもしれないと言って諦めます」「無理なので昆虫館に観に行くのはどうでしょう??」などさまざまなコメントがあがっています。そこで作者のまめねこさんにも詳しく話を聞きました。
身近にいる虫もカブトムシも同じ熱量で全部好きなんです
ー息子さんはどうしてアリが好きになったのでしょうか?
アリを含め、虫全般が大好きです!アリ、セミ、ハチ、ハエ、ガなど身近にいる虫もカブトムシも同じ熱量で全部好きなんですよね。あとは昆虫好きから派生して、寄生虫や冬虫夏草も大好きです。
ーアリはどのようにして飼育するのでしょうか?
アリの種類によるそうですが、適度な湿度を保った石膏のアクリルケースを主に使います。単体であれば試験管巣というものを用意するようです。マニアックですよね…(笑)。
ーアリに4万5000円はドキッとする金額ですが、まだ粘られているのでしょうか?
まだ粘られてます(笑)。最近はリオックというものすごいでっかいバッタとでどっちにするか迷ってるようです。どっちも無理だと言ってますが聞こえないのか忘れるのか…。
ーコメントがたくさん寄せられていたのですが、気になるコメントはありましたか?
「買わない」や「買えない」という意見が多くて実はホッとしました。子どもの「好き」や興味を育てたいと思ってはいるものの、私自身は虫が苦手なので、価値観の押し付けにならないかなと思う部分もあったんです。
例えば同じ4万5000円でも百科事典とか学び系で熱量高めにほしい!と言われたら多分買うんですよね、、、。でも同じく「買わないよ」という意見が多かったことで、この判断は私だけじゃないんだとホッとしました。正解は分からないですが…(笑)。
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