兄弟がいる人は兄や姉、もしくは妹や弟と、どのような関係性を築いているでしょうか。漫画家の小形朱嶺さんが小学館のWEB漫画サービス『サンデーうぇぶり』にて連載している『若葉さんちの青い恋』は、仲の良い四姉妹によるラブコメディーが描かれた一作です。X(旧Twitter)に第1話が投稿されると、約4万もの「いいね」が寄せられています。
初めて好きな人ができた若葉家の四姉妹。そのメンバーは、バイト先の先輩に片思いしている大学生の長女「心春」、趣味が一緒の弓道部の男子を気にかける高校生の次女「真夏」、同じ部活の男子が好きな中学生の三女「秋楽」、一見クールだけど、好きな子に小悪魔な一面を見せる小学生の四女「千冬」です。
仲の良い彼女たちは日夜、恋のお悩み相談を繰り広げており、ある日は「好きな人にキュンキュンした話」というテーマで四姉妹によるエピソードが語られます。“恋バナ”で盛り上がるなか、四女の千冬は姉たちの様子を見て「なんか、お姉ちゃんたち いきいきしててかわいい」と言葉をもらすのでした。
すると、「ついでに…相談してもいい?」と切り出す真夏。どうやら想いを寄せる男子「祭田」に、お互いが好きなアイドルグループのDVDを明日貸しあう約束をしており、その際に祭田の連絡先を聞きたいといいます。というのも普通に連絡先を聞いてしまえば、「友達としか思われない」と危惧した真夏は、印象に残る聞き方を知りたいようです。
姉や妹からアレコレ言われるなか、秋楽は“願いごとを3回唱えて強く念じながらDVDにキスをする”というおまじないを真夏に伝授。しかし、それは秋楽が適当に考えたおまじないだったものの、真夏は「明日 やってみよう…かな…」と信じ込むのでした。
翌日、部活動を終えた祭田は急いで真夏を探しに行くと、偶然にも願いごとを唱えながらDVDにキスをする真夏を目撃。思わず隠れようとしたところゴミ箱を倒してしまい、真夏に一部始終を見ていたことがバレてしまいます。
赤面した真夏が慌てながらもDVDを渡すと、祭田の方から「少し…話しません……か?」と提案。その後、外のベンチに座った2人は連絡先を交換し、真夏の目的は達成されます。そして、「今日の話ききたい?」と嬉しそうに帰宅した真夏に対し、姉妹たちも微笑みながら「聞きたい」と返すのでした。
読者からは「恋バナで盛り上がる姉妹たちが可愛すぎる」「ニヤニヤが止まらない」などの反響が。そこで作者である小形朱嶺さんに、同作を描いたきっかけについて聞きました。
作者イチオシのシーンは?
―『若葉さんちの青い恋』を描いたきっかけを教えてください。
「恋する可愛い女の子を描きたい」と思ったところから始まりました。ですが、それだけではなかなかうまくいかず、試行錯誤していた時に担当編集さんから「四姉妹の話にするのはどうか」とアイデアをいただいて『若葉さんちの青い恋』ができました。
―第1話の中で、特にお気に入りの場面があれば、理由と一緒にぜひお聞かせください。
序盤の映画を見ている四姉妹のシーンが気に入っています。それぞれ映画に集中しているけど、無意識に姉妹で距離が近くなってしまう仲のよさが可愛いなと思っています。
―同作は四姉妹がポイントとなる物語ですが、小形さんにご兄弟がいて、その経験が反映されているのでしょうか?
私自身が三姉妹です!若葉家の四姉妹のように仲も良く「姉妹」というより「友達」に近い姉妹なので、関係性などは無意識に反映されているかもしれません…ここまでお互いの恋愛について話すようなことありませんでしたが…!
―読者にメッセージをお願いいたします。
これからも、初恋に悩むうぶな四姉妹を応援していただけると嬉しいです!!
<小形朱嶺さん関連情報>
▽X(旧Twitter)
https://x.com/akamine8787
▽『若葉さんちの青い恋』をサンデーうぇぶりで読む
https://www.sunday-webry.com/episode/2550912964524117002
▽『若葉さんちの青い恋』(Amazon)
https://amzn.asia/d/hpeaRI8