鶏のむね肉は、加熱するとかたくなりがちで、調理に苦手意識を持つ方も多いかもしれません。けれども、むね肉は脂肪が少ない上、疲労回復を促す「イミダゾールジペプチド」という成分が豊富に含まれている、ヘルシーで栄養価の高いお肉です。ハウス食品グループの公式X(@housefoods_now)では、そんな鶏むね肉を美味しく調理する裏技を掲載しており、「美味しそう」とのコメントがあがっています。
鶏むね肉は「切り方」と「ヨーグルト」がポイント
鶏むね肉を柔らかくジューシーな味わいに仕上げるコツは2つ。「切り方」と「ヨーグルトにもみ込む」ことだそう。
【切り方】
繊維を絶つ「そぎ切り」にして、肉の厚みをなくすことで、柔らかい食感にすることができるとのこと。「そぎ切り」とは、材料に対して包丁を寝かせるように斜めに入れ、スライスするように切る方法のことです。切り方を工夫することでグッと柔らかくなるそうですよ。
【ヨーグルトにもみ込む】
ヨーグルトを鶏むね肉にもみ込むことで、ヨーグルトの成分が肉の繊維を壊し、しっとり柔らかい食感になってジューシーな味わいに仕上がるそうです。さらに、ヨーグルトが肉の表面を覆うことで、肉汁の流出を防ぐ効果もあるとのこと。また、ヨーグルトに「にんにく」と「しょうが」を加えることでカレーの風味がより深まるといいます。
使用するヨーグルトは加糖タイプがおすすめとのこと。「糖」には肉の水分を保つ働きがあるため、肉がかたくなりにくい状態になるからだそう。無糖タイプしかない場合は、砂糖を加えるといいようです。
メーカーおすすめのチキンカレーレシピ
それでは、鶏むね肉を使ったチキンカレーのレシピを見てみましょう。
【材料】4皿分
・カレーのルウ…1/2箱
・鶏むね肉…1枚(約300g)
・玉ねぎ…中1/2個
・にんじん…中1/2本
・サラダ油…大さじ1
・水…500m
<A>
・ヨーグルト(加糖)…100g
・おろしにんにく…小さじ1
・おろししょうが…小さじ1
【作り方】
①ポリ袋に<A>を入れ、混ぜ合わせる。鶏むね肉は一口大のそぎ切りにして<A>に入れ、袋の上からしっかりもみ込み、15分以上漬けておく。
※漬け込むだけでなく、しっかりともみ込むことで、肉の繊維が壊れ、柔らかな食感になる。
②玉ねぎは薄切り、にんじんは薄めのいちょう切りにする。
③フライパンにサラダ油を中火で熱し、玉ねぎ、にんじんを入れ、玉ねぎがうっすら茶色く色づくまで炒める。
④具材をフライパンの奥に寄せ、手前に①の鶏むね肉を漬け汁ごと加えて中火で焼く。肉の表面全体が白っぽくなり、ピンク色の部分がなくなったら水を加える。沸騰したら中弱火にし、あくを取る。
⑤いったん火を止め、ルウを割り入れて溶かし、再び弱火で時々かき混ぜながら約5分煮込む。
ハウス食品のホームページには、むね肉のチキンカレーの他に、鶏もも肉をこんがり焼いたチキンカレーや、本格スパイスを使って骨付き手羽元を煮込んだチキンカレーなどのレシピも掲載されています。
▽出典
・ハウス食品グループX「チキンカレーレシピ」
https://x.com/housefoods_now/status/1915646960372945146
・ハウス食品ホームページ「【チキンカレーレシピ】鶏むね肉でもしっとりジューシーに仕上げるコツ!」
https://housefoods.jp/data/curryhouse/recipe/chicken-curry-2.html?cid=X_timeline_curryhouse_20250425_2
・農林水産省「誰かに話したくなる お肉の豆知識」
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2009/spe1_01.html