北海道付近は冬型の気圧配置で、日本海側を中心に雪が降りやすくなっています。雪が少ないといわれていた札幌でもここ数日で一気に積雪が増え、この時季本来の雪景色が戻ってきました。日本海側では週末にかけても局地的に雪の量が増える可能性があります。また、この先1週間の予報では、太平洋側やオホーツク海側でも雪の強まる日がありそうです。
札幌は雪が降り続き、今季一番の積雪に
北海道では、一昨日(29日)から今日(31日)にかけて日本海側を中心に広く雪が降り、特に札幌や小樽などを含めた石狩湾周辺の地域などで雪の強まる時間がありました。
札幌の火曜日(28日)の最深積雪は22センチと、平年の半分以下の積雪の深さでしたが、一昨日と昨日で合計33センチの雪が降り、今日(31日)午後3時時点の積雪は53センチと、今シーズン一番の積雪の深さとなりました。
先週まではアスファルトが見えている部分が多く、まるで春先のような景色だった札幌市内も、今朝は所々に除雪によってできた雪山が現れたり、場所によって道幅が狭くなっていました。
明日(1日)も石狩湾周辺で雪の強まる恐れ 交通障害などに注意
明日(1日)も北海道付近は冬型の気圧配置が続き、日本海側は断続的に雪の降る所が多いでしょう。雪の中心は後志や石狩地方など石狩湾周辺の地域で、今日午後6時からの24時間で降る雪の量は、局地的に40センチ前後に達する恐れがあります。札幌も明日降る雪の量は多い所で10センチから20センチ前後の見込みです。大雪による交通障害に注意して下さい。
なお、雪かきの際には見た目以上に腰などに負担がかかる重たい雪質となりそうです。湿り雪による電線への着雪などにも注意が必要です。
北海道の週間予報 週末にかけて日本海側では積雪が増える可能性
日曜日(2日)は太平洋側を中心に広く晴れ間がある見込みです。しかし、札幌などの石狩地方や後志、留萌地方では時折雪が降り、降り方の強まる可能性があります。日曜日も最新の気象情報に注意して下さい。
月曜日(3日)にはいったん雪が落ち着きますが、早くも低気圧を含む気圧の谷が近づくでしょう。南西部などでは雪の降り出す所があり、雨のまじることもありそうです。
火曜日(4日)から水曜日(5日)は低気圧の影響で、道内は広い範囲で雪が降り、太平洋側やオホーツク海側などでも雪が強まることがありそうです。降る雪は湿った雪となるため、路面状況の変化などに注意して下さい。