東海地方は、2月2日(日)に南岸低気圧が通過し、広い範囲で天気が崩れる見込みです。その後、4日(火)から、この冬一番の強烈な寒気が流れ込み、長く居座るでしょう。寒さと雪の影響が長引く恐れがあります。最新の気象情報と交通情報に注意が必要です。
今日31日 岐阜県山間部は雪の降り方落ち着く
今日31日の東海地方は、雲の流れ込みはあるものの、飛騨北部でも一時日差しが出るなど、雪は小康状態となっています。
冬型の気圧配置が緩み、強い寒気は東へ抜けています。午後も、平野部では大体晴れますが、雲の流れ込む所はあるでしょう。岐阜県山間部は、雪の降る時間がありますが、量は少ない見込みです。これまでの雪で、飛騨北部や郡上市山間部では積雪が急増しました。雪下ろしをする際は、慣れていても必ず2人以上で、声を掛け合い、安全を確かめてから行いましょう。
2月1日(土)~3日(月)の天気
広く天気が崩れるのは2日(日)となりそうです。
【1日(土)】
天気は下り坂で、低気圧が西から近づく見込みです。また、関東の南の海上に小さな低気圧が発生する影響で、静岡県付近に風の収束ができるでしょう。午前中は、高気圧圏内となるため、岐阜県山間部も含め広く晴れ間がありますが、午後は、段々と雲が多くなる見込みです。夜は、所々で雨や雪が降りだすでしょう。
【2日(日)】
雨雲や雪雲の範囲は、次第に東へ広がる見込みです。東海地方の南の海上を低気圧が通過するため、夜のはじめ頃まで雨や雪の所が多くなるでしょう。夜遅く日付の変わる頃には、ほとんどの所で雨や雪はやむ見込みです。昼間も気温が上がらず、厳しい寒さとなるため、暖かい服装でお過ごしください。
【3日(月)】
雨や雪を降らせた低気圧は、東海地方から遠ざかりますが、日本海を進む低気圧や気圧の谷の影響を受けそうです。岐阜県山間部では朝晩を中心に雪の降る所がありますが、量は少ない見込みです。その他の地域は、一日雲が多く、スッキリしないでしょう。
2日(日)雪が降るのはどこ?
気温が低い夜間から降り始めるため、平野部でははじめ雨が降る所も、予想以上に地上付近の気温が下がった場合には、みぞれから雪に変わる可能性があります。低気圧が近づくにつれ、少し暖かな空気が入る見込みです。降り始めから降り終わりまで雪となるのは、標高の高い山沿いで、積雪となるでしょう。当日は、気象情報や交通情報を確認してからお出かけください。
4日(火)からこの冬一番の強烈な寒波 寒さと雪の影響が長引く恐れ
4日(火)から、日本付近は強い冬型の気圧配置へ変わり、この冬一番の強烈な寒波がやってきそうです。毎年あるような寒気のレベルではありません。上空1500メートル付近には、マイナス12℃以下の平野部でも大雪の目安となる非常に強い寒気が入ることが予想されています。上空の風向き次第では、平野部にも発達した雪雲が流れ込み、雪が降り積もる恐れがあります。
岐阜県山間部では、ドカ雪が数日間続く恐れがあります。愛知県や三重県の山沿い、関ケ原町などでも、雪の量が多くなる恐れがあります。平野部でも積雪となる所があるでしょう。立ち往生や交通障害に十分な警戒が必要です。
慣れない雪への備えは早めに
2022年12月24日は、名古屋市内など東海地方の平野部でも、大雪となった所がありました。名古屋地方気象台のある名古屋市(千種区)では、午前8時までの2時間という短時間で、一気に10センチの雪が積もりました。名古屋市など多くの地域に大雪警報が発表されました。また、今年は、1月10日に名古屋市(千種区)で1センチの積雪を観測しています。
上空の風向き次第で、普段雪があまり降らない地域でも、短い時間で一気に積もってしまいます。積雪となれば、雪による事故が発生したり、道路や公共交通機関に大きな影響が出ます。最新の天気予報をこまめに確認して、雪への備えを万全にしてください。