フジテレビが「まつもtoなかい」放送を継続した理由について説明「放送開始から間も無く…」

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引退を発表した中居正広氏と女性とのトラブルを巡り、フジテレビ社員の関与が報じられた問題で、同社は27日午後4時から記者会見を実施。2023年に社が事案を把握した後も、中居正広氏が出演する番組「まつもtoなかい(だれかtoなかい)」の放送が継続された理由について言及する場面があった。

同社は17日にも港浩一社長による緊急記者会見を実施したが、限られた媒体しか参加できず、テレビカメラによる撮影も許可されなかったことについて指摘が相次いでいた。「やり直し」となる今回の会見には、港社長のほか、嘉納修治会長、遠藤龍之介副会長、フジ・メディア・ホールディングスの金光修氏が出席している。

同社は「本来、中居氏への調査を元に適切に判断されるべきでした」と説明。事案があったのは2023年6月とされるが、「『まつもtoなかい』は2023年4月に始まったばかりの番組でしたが、開始から間も無く唐突に終了することで憶測を呼ぶことを憂慮し、当初、番組を中止するような大きな動きをつくることを控えたいという考えがありました」と、放送継続の判断について釈明した。

その後、別の女性トラブルで芸能活動を休止させた松本氏についても言及。「一方で、24年1月に出演者である松本人志氏が芸能活動休止を発表し、番組出演を休止することになりました。例えば、この松本氏の件を理由として番組を終了する機会があった可能性もございます」「そうした状況にもかかわらず、『だれかtoなかい』と変更となり、番組出演は継続されました。またその間、社内での情報共有も限定されていたことから、(※中居氏の)他の単発番組への出演が続いておりました」とした。

フジテレビの一連の判断について「この点、判断が適切だったのかどうか、第三者委員会の調査に委ねる領域のことと考えております」と説明した。

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