今日20日は大寒らしからぬ暖かさ しばらく高温傾向 東海2週間天気 花粉飛散は?

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今日20日は、二十四節気の一つの「大寒」で、寒さが最も厳しくなる頃です。ただ、東海地方は今日20日からしばらくは、平年より気温が高く、日中は春先の陽気の所が多くなりそうです。積雪の多い地域では、なだれや屋根からの落雪にご注意ください。また、農作物の管理なども注意が必要です。

今日20日は3月並みの暖かさ

昨夜から今朝(20日)にかけては、雨の降った所が多くなりましたが、南から暖かい空気が流れ込んだため、朝の冷え込みは和らぎました。各地、昼前には天気が回復し、気温が上がってきています。
日中の最高気温は、名古屋と岐阜で14℃、高山で9℃、津で13℃、静岡で16℃と、3月並みの予想です。昼間は上着いらずで過ごせる所もあり、暖かな陽気にホッとできそうです。
ただ、郡上市山間部や飛騨北部など積雪の多い地域では、この暖かさで一気に雪解けが進むため、災害や事故に十分にご注意ください。

2週間天気前半:21日(火)~27日(月) 次の週末は急な寒さに注意

週末にかけて目立った天気の崩れはなく、晴れる日が続くでしょう。24日(金)にかけて、日中は3月上旬や中旬並みの陽気の所が多くなりそうです。平野部を中心に空気が乾燥するため、火の元の管理にはくれぐれもご注意ください。岐阜県山間部も晴れ間の出る日が多く、降ってもにわか雪程度で、大雪の心配はない見込みです。

次の週末、25日(土)から26日(日)は、冬型の気圧配置となり、一時的に上空に寒気が流れ込むでしょう。岐阜県山間部では、断続的に雪が降る見込みです。また、晴れる平野部も、風が強く吹くため、体感的には気温以上に寒く感じられそうです。春の陽気のあとの急な寒さに注意が必要です。

27日(月)は、冬型の気圧配置が緩み、日中は山間部も含め広く晴れるでしょう。

花粉が気になる時期 スギ花粉 飛散開始はいつ頃?

花粉に敏感な方は、既に症状が出始めているかもしれません。静岡県では、既にスギ花粉の飛散が始まっている所があり、今日20日も、スギ花粉の飛散が、わずかながら予想されています。晴れて気温が高い日は、花粉が飛びやすくなるため注意が必要です。

日本気象協会が発表した「2025年 春の花粉飛散予測(第3報)」では、静岡県の早い所では1月のうちから、東海その他の地域でも2月中旬には、スギ花粉の本格飛散が始まる見込みです。ただ、今週の暖かさから、スギの木の花芽が成長し、少量ずつ飛び始める所があるかもしれません。花粉症の症状が出やすい方は、早めに対策を始めていただくと良さそうです。

2週間天気後半:28日(火)~2月2日(日)  29日(水)を中心に寒さ戻る

28日(火)は、低気圧や前線が本州付近を通過するため、広い範囲で雨や雪が降るでしょう。乾燥を和らげる雨になりそうですが、雨や風が強まる可能性があるため、今後の情報にご注意ください。29日(水)から31日(金)頃は、冬型の気圧配置となり、岐阜県山間部は、まとまった雪となる所がありそうです。2月1日(土)は天気は下り坂で、2日(日)は、広い範囲で再び雨や雪が降る見込みです。
29日(水)を中心に、一時的に平年並みのこの時期らしい寒さとなりそうです。

急な雪解け 注意点は?

暖かくなることで心配されるのが雪解けによる災害や事故です。積雪が多く残る所では、次の3つの点に注意が必要です。

①雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。

②気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。

③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。

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